TOEICの勉強法!基礎文法学習でスコアアップ
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TOEIC試験を受けようと思っているけれど、文法は義務教育から高校までなかなか好きになれなかったからどうも苦手意識を持っている、文法はこの試験でも重要なの…?と思っている方に向けて、この記事では基礎文法とTOEICの関係を解説します!
はじめに:TOEICは基礎ありき
TOEIC試験について文法学習はどれだけ必要なのか、これについてはなかなか初心者の皆様が実感しにくいところであります。
一般的にTOEICは就職試験や採用面接でどれだけの点数を持っているか問われることが多い資格です。
ですから、初心者、未受験の人から見ると、既にある程度英語の勉強ができる人が、更なるスキルアップとして受ける試験のように見えます。
そうすると、もう自分のような初心者が受けるような試験ではないのではないか、かなり難しいのではないか…と思われる方も多いはずです。
しかしながら、これは一応当たってはいるものの、正しい視点ではありません。
なぜなら、TOEIC試験の英語は、分量こそ多いものの、英語としてはそこまで難しい英単語や文法を使用してはいないからです。
むしろ、基礎的な文法項目などの積み重ねを怠らない人であれば、そこまで込み入った文法や単語を理解していなくても点数を獲得できる英語の試験だと言えます。
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これは、TOEICがビジネスや日常での英語運用能力がどれくらいあるのか、を測ることを趣旨としているからです。
例えば、TOEIC試験に使われている英語の内容を考えると、難易度の高い後半partはさておき、前半部分のpartは主に基礎力を試す内容です。
この前半部分を着実にクリアするだけで、かなりの点数を獲得することができます。
少なくとも、400点以上の公式スコアを獲得することができるでしょう。
さらに、基礎を固めることで、長期的に見れば、その他の難易度の高いpartにも対応できるようになります。
では、どのように基礎文法がTOEICのスコアアップにつながるのか、その具体的な勉強方法はどうすればいいのかを、これから観ていきましょう。
スコアアップのための基礎文法:英語を即座に理解
基礎文法を理解すると何故スコアアップにつながるのか、この理由は、ずばり「英語を即座に理解できる素地ができる」ようになることです。
これは、基礎文法に慣れてきた英語学習者にどのようなことが起きるのかを見ていくと、その理由がわかります。
基礎文法に慣れてくると飛躍的に伸びる能力は、大まかにみて3つあります。
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まず、主語と動詞の位置関係が即座にわかるようになること。
日本人が基礎文法を学ぶ中で、学校英語で繰り返し習う内容の中に、基本5文型と言う項目があるのを皆さんは覚えているでしょうか。
この5文型学習には異論もありますが、今でも教えられている内容であり、日本人の言語思考法に馴染んだ理解の仕方と認められています。
この文型理解の方法で学習を続けていくと、非常に速く主語と動詞、発展した形では主節と従属節との場所を把握できるようになります。
なぜなら、この5文型理解においては、それぞれの文型に使われる動詞の分類がわかりやすいからです。
例えば第1文型にはほとんどの自動詞が、第2文型には補語概念を伴うbe動詞などの特殊な動詞が、第3文型には一般的な他動詞が、第4文型には直接・間接目的語を取るgive/make系の動詞が、第5文型には目的語を補語概念に変える使役・知覚動詞がそれぞれ分類されています。
この内容を完全に覚えてしまうと、まずpart5はほぼ問題なく内容を即座に理解できるようになります。
リスニングにおいても、この動詞が来たら次に来るのはこれだ、と言う予想ができるようになるのです。
これはかなり大きなアドバンテージであると言えるでしょう。
次に、修飾関係の順序が理解できるようになること。
こちらは、最初の「主語と動詞が理解できる」能力から導き出されます。
基礎文法を理解していない初心者にありがちな弱点に、現在・過去分詞と動詞を区別できない、助動詞と動詞の関係が理解できないというものがあります。
この間違いを未然に防ぐために、英文法では準動詞と言う概念や分詞構文などと言う概念を教えるのですが、それをおさえておくのはさておき、主語と動詞の発見が速ければ速いほど、動詞と修飾部分の区別も高速になっていくのです。
言い換えると、メインとなる主語と動詞の関係がわかれば、ほぼ英文を理解する糸口のとっかかりを理解できるということです。
修飾関係の区別がつけば、その発展形である関係代名詞、関係副詞などの節構造が理解できるようになり、だいたいの英文をよどみなく読めるようになっていくのです。
最後に、英語と日本語との往来速度が上がることです。
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基礎文法を極めていくと、形式的に文型に当てはめ、修飾構造を瞬時に判断できるようになることから、どんどんと英語そのものと脳内での日本語訳との間を意識が往来する速度が上がっていくのです。
これは、脳内の神経伝達が繰り返せば繰り返すほど速くなることに原因があるといえるでしょう。
形式的な理解方法を用意しておけば、それを思い出して当てはめていくと言う機械的な反応をすることができ、それをどんどん速めていくことができるのです。
文法理解のひとつのルーチンが出来上がっていて安定した状態に近づいていく、と言うこともできるでしょう。
それでは、具体的に基礎英文法を理解していく方法を、次の項目で見ていきましょう。
基礎英文法は反復練習
基礎文法を学習する具体的な、しかも着実な方法は、英文法の簡単な問題を数多く、しかも何回も解いていく、という方法です。
例えるなら、基礎体力をつけるために、身体の各部分における重要な筋肉を平等に鍛えていく筋肉トレーニングをずっと続けることに近いでしょう。
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そのために、文法問題が沢山乗った、薄めの、しかも高校レベル以下の問題集を一冊買ってきましょう。
高校までの文法内容を網羅している形式の物が望ましいです。
購入してきた問題集はまず一回全て解いてみます。
その時に間違ったり理解できなかったりした問題には日付と×マークなどのチェックをつけ、一周終わった後にそこから解いていきましょう。
何回も間違えるところはすなわち理解が足りないところ、あやふやなままで通り過ぎてきたところですから、解けるようになるまでやり切ります。
わからないところは潰していく、を指針にしましょう。
公式問題集も潰す
×がなくなったら、公式問題集を解いてみます。
いっぺんに解く必要はありませんので、一問ずつ、着実に、時間をかけて解いていきましょう。
例えば、通常のTOEIC試験ではリーディング1問ごとの時間は非常に短い(数十秒の場合もある)のですが、初心者の場合は、もっと時間をかけてください。
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本番ほどの速度で解くのは、公式問題集に出てくる英文の文法をほぼよどみなく解けるようになってからでも構いません。
より具体的に言うのであれば、公式問題集で解りにくい文法はしらみつぶしに赤チェックを入れ、文法テキストがあればそれを参考に、なければ辞書などを利用して、とにかくわからないところを無くすと言う作業です。
そして、公式問題集を学びつくしたら、今度は得点圏別のリーディング問題を用意して、また一周させていく…という形です。
こうしていくと、基礎文法項目を思い出す速度がどんどん上がりますので、時間通りに解けなかったり理解ができなかったりする問題の数は格段に減っていることでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。基礎文法学習はリスニングにも重要な、ボキャブラリービルディングに並ぶ、英語力の底上げに役立ちます。根気が必要ですが、学習して上達するほどあらゆる問題に強くなれますので、頑張ってトライしてみましょう!
⇒ TOEICの勉強法と試験の概要を紹介!