TOEICの勉強法! TOEICスコア900、英検1級、英語講師歴16年の管理人がお伝えする最良のTOEIC勉強法を紹介!

TOEICの勉強法!英字新聞を読んでみよう

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TOEIC試験には英字新聞などを読むといいと聞いたけどいまいちイメージできない、そもそも英字新聞ってどう読めばいいのかわからないな…と思っている方に向け、今回はTOEIC受験者向けの英字新聞の読み方を教えます!

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はじめに:英字新聞でリーディング力を強化する

TOEIC試験を受験する際、よく聞く言葉が、「リーディングパートの最後の方になればなるほど時間がかかって、残り時間が足りなくなる」と言うものです。

リーディングパートは前半部分、part5から6に関しては、文章の量もそこまで長くなく、初級から中級程度の英語力の人でもそこそこ解けるのですが、最後のpart7に入ると、難易度が格段に上がり、解く速度が大幅に遅くなってしまいます。

文章の内容が難しくなることも一因ではありますが、その最大の原因は、問題の文字数が増えることにあるといえるでしょう。

リーディングセクションのpart7は、後半に行くに従って、扱うテキストが1つから2つ、2つから3つと増えていきます。

その文書について出される問題は、テキスト間の情報を脳内でまとめてしっかりと理解していることが前提となっています。

テキストの読みに時間がかかってしまうと、自然と解答時間は遅くなってしまい、全問を制限時間内に解き終えることが難しくなっていきます。

どうにかして初心者が英語のリーディングスピードを上げることはできないのか…と考えたとき、一助になるのが英字新聞の定期的な読解です。

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英字新聞は記事の作成、構成、編集、校正という様々な手順を踏まれたテキストですから、文法や単語などが一般的な英語ネイティブ読者の水準にあわせて作られています。

さらに、扱われる内容も、グローバルなものからローカルな社会の話題、スポーツ、芸能、広告など、多岐にわたります。

英字新聞を読むことで、気軽に日常の中へ海外留学しているような感覚を取り入れることができるのです。

「でも、英字新聞の内容って初心者には難しそうだし、どうやって読んでいけばわからない…」という方も多いでしょう。

そこで、この記事では主に英字新聞の読み方と、効率的な学習の仕方を書いていきます。

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最初は小さな記事を1日1つ

まず、英字新聞に実際に触れてみることから始めましょう。

新聞はきちんとした紙面の体裁を取っている、日本で言えば全国紙レベルの規模のものがお勧めです。

手に入れられそうな人は、最寄りの大きな駅でジャパンタイムズが販売していると思いますので、そちらを購入してください。

紙面の媒体が手に入りにくそうな場合は、インターネットなどで英字新聞そのもののサイトに訪れることが出来るので、こちらを利用しましょう。

新聞を手に取る、あるいはウェブサイトに訪れてみると、満面アルファベットで綴られた紙面を目にすると思います。

最初はこうした大きな記事を読まなくても大丈夫です。

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2面や3面、もしくは単発のローカル記事のような、文字数が500前後の記事を選んで読んでみましょう。

「目を英語に慣れさせる」訓練です。

読む時間も設定します。

TOEIC試験で標準的に必要とされる1分間ごとの読み上げ速度は1分辺り150文字です。

500文字でしたら、150文字の役3.33倍と考えて、3分30秒で読めればベストです。

最初は1分100文字でもなかなかハードだとは思います。

初心者は500文字5分から6分を目指し、徐々に速度を上げていくことが望ましいでしょう。

もし適当な記事が見つからなければ、長い記事を500字前後で分割し、数回にわけて読んでも構いません。

各記事の内容は、後でノートなどを利用して理解する項目を設けますので、そちらに譲ります。

これを一日に5セット、多くても30分で消化していきます。

一週間に3回、この新聞読み上げトレーニングをするだけで、15記事、90分、7500文字を読む訓練ができることになります。

ここで大事なのは、まず読み上げる、目を通してしまう訓練を先にすることです。

記事の内容は読むときに完全に理解できなくても構いません。

とにかく時間を決めて一定量の英語を読み切るという感覚に慣れていきましょう。

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記事内容の理解

さて、英字を追う速度は慣れてきたけれど、やはり読んでそのまま理解することができない…そんな人も多いかと思われます。

ここでは英字新聞の理解を早める方法を書いていきます。

理想的なのは、学校で習ったように、訳のノートを作ることです。

1記事について、読んでいる最中につまったところの単語をピックアップして、内容を調べるほか、文法もわからないところは積極的にマークしていきましょう。

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筆者が英字新聞の熟読を行う際には、ウェブ媒体からプリンターでA4に印刷をして、そこに赤ペンでわからないところにチェックを入れたり、単語の意味を書き込んだりして、オリジナルのテキストにしていました。

そうすることで、記事を見直す時、くわしく訳するときにすぐわからなかった部分が理解できるので、一石二鳥です。

英字新聞の文法は難しすぎるものはなく、一般的な教育を受けたネイティブであれば苦労せずに読めるものなので、そこまで理解に苦しむものはないかと思います。

高校までの文法があればほぼ間違いなく独力で意味を取ることができると思うので、恐れずにトライしましょう。

もし、自分の英訳に自信がなければ、もともと訳がついた新聞記事を書籍にして教材にしたパターンのものをお勧めします。

ジャパンタイムズなどが定期的に書籍を出しているので、最初にこちらから攻めてみるのがよいでしょう。

英字新聞の構成を知る

英字新聞はもともと人に情報を与えるための文書です。

一定の構成があり、その構成を知ることで読解の速度を速めることができます。

TOEICに出題される疑似新聞記事も、だいたい同じような作り方ですから、まずはその構成を先に見ておきましょう。

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まずは「見出し」です。

こちらは日本語の新聞と同じように、伝えたい事柄を一言で言い表せるセンテンスが採用されます。

文化・芸術面などの紙面でひねりの効いた評論などの場合、幾らか記事の内容を読まないと理解できない見出しが使われることもありますが、それはあくまでも例外的なものとして考えましょう。

見出しの後には、平易に事実のあらましを叙述したパラグラフが続きます。

ここで、記事の内容となる事実はほぼ語られるので、しっかりと理解していきましょう。

特に重要なのは、基本的なことですが、5W1Hを抑えておくことです。

例えば、事件を報じる記事であれば、事件の起きた場所や時間は必ず出てきます。

その他、事件のあらましや内容についてもさまざまな糸口がでてくるので、それらの情報は忘れずに読み、記憶するようにしましょう。

さて、事実の簡単な叙述の後には、説明が続きます。

さきほど注意するべき点として挙げた5W1Hの詳細な説明が、ここから順次書かれていく形になります。

TOEIC試験でも、こうした新聞記事形式で問題が出る場合、5W1Hの内容を確認したり言い換えたりする選択肢で理解度を問う場合が多いので、必ず把握するようにしましょう。

特に、新しく出てくる重要な情報には要注意です。

各事実の叙述が終わると、まとめの部分、コンクルージョンに近づきます。

ここでは、事実の描写から今後どのようにその事実が展開し得るのかを推論したり、第三者の専門家などからの意見でその推論を補強したり、見通しを語る部分が多くなります。

TOEIC試験で言えば1問の最後の選択肢で「今後事件の主体はどうなると言われているのか」などと問われることが多い部分です。

かならずその部分にまで得た情報を総合しながら、大事に文章を読み、内容を把握していきましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。英字新聞読解は英語多読にもってこいの教材であり、繰り返すことで必ずリーディングパートの成績が向上する学習方法です。世界の情報にも詳しくなれますから、機会を見つけてチャレンジしてみましょう。

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