TOEICの勉強法!YouTubeを活かす
TOEIC受験をする上でできるだけ使えるものは使っていきたい。YouTubeなどでもTOEICの学習動画とかはあるみたいだけれど、それって大丈夫なの?と言う皆様に向け、今回はYouTubeでTOEIC学習をすすめる方法を書いていきます!
この記事のContents
はじめに:YouTubeで「TOEIC、検索」
YouTubeは登録動画数が膨大で、今では世界中どこからでも動画投稿・アクセスができるため、様々な英語音声に無料で触れるためにはとても都合のいい媒体となっています。
引用:https://www.youtube.com/results?search_query=toeic
試しにYouTubeにアクセスして、「TOEIC」と検索クエリに単語を入れて検索してみると、29万件もの動画がヒットしてきます。
これをフィルタ別に分けていくと、視聴回数、更新日、その他、様々な条件付けでどんどん絞り込んでいくことができます。
一体30万件近い動画数の中からどのように検索すれば当たりを引くことができるのか…と不安になってしまいますね。
何よりも、YouTubeは企業などが協賛して作っているいわゆる「公式動画」もあれば、個人が手作りで作成した動画をアップしている動画もあります。
言い換えれば玉石混交なわけで、質の悪い動画や、個人の受験ブログのような体験記だけを語ると言うパターンにあたることもままあります。
それではせっかくの時間がもったいないな、と思ってしまうことも多いでしょう。
そこで、今回は「効果的な動画」「動画の注意点」「使い方」にわけて記事を書き進めていきます。
読み終わった後にはYouTubeを活用して素晴らしいTOEIC受験が行えるようになれていると思いますので、是非ご期待ください。
TOEIC受験に効果的な動画
さて、最初の関門、TOEIC受験に効果的な動画です。
引用:https://s.ytimg.com/yts/img/yt_1200-vfl4C3T0K.png
こちらはどのように調べるべきか悩みどころですが、まずは目的から考えて逆算していくことがベターです。
例えば、英語の音声聞き取り教材としての動画を探す場合です。
こちらは、CNN、ABC、BBCなど、英語圏各国の短いニュース動画や報道動画を探し、閲覧するのがお勧め、かつ効果的です。
これらのニュース番組動画は、英語圏の聴覚障害の方々向けに字幕を用意していることも多いので、動画の右下にある字幕ボタンを押せば字幕が表示されることがほとんどです。
つまり、なかなか通常の速度では聞き取れないような英語ナレーションも、字幕を追いながら理解していくことができるのです。
書店で出版されているような音声教材を探して購入するよりは手間もお金もかかりませんし、非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
また、動画の画面で音声スクリプトを掲載し、ネイティブスピーカーがその読み上げだけを延々と行うと言う動画も存在します。
中には模試テキストの画像と音声で構成されている動画もあります。
こうした動画の場合、答えは動画再生画面の下、動画紹介の部分などに書いてあったりすることも多いので、そこは見ないようにして、うまく利用すれば、なかなか良い予行演習になるでしょう。
次に、TOEICの受験方法やアドバイスを載せ、それを動画のメインコンテンツにしている場合です。
このような動画は個人から教育関係企業の携わっているものまで数多く存在しています。
個人動画の中でも再生数がずば抜けて高いものは、動画配信者の英語クオリティがもともと高く、英語学習動画としてある程度の信頼が寄せられていると言うことなので、試しに視聴してみることをお勧めいたします。
また、教育関連企業がコマーシャルとして提供しているミニ教育動画なども、観ようによっては受験テクニックとして使えるものなどもあるので、余裕のある人は是非チェックしてください。
TOEIC動画をYouTubeで調べて利用する際の注意点
TOEIC動画をYouTubeで調べて利用する際、いくつか注意しなければならない点があるので、ここでおさらいしておきます。
引用:http://cj7.info/webcontent/files/FILE_1435377900_0.jpg
まず、動画のアップロード年月を確認すること。
これはどういうことかというと、TOEIC試験自体が頻繁に出題形式変更を繰り返しているため、その最新アップデートに追い付いていない動画を頼りにしてしまうと、かえって害になるおそれがあるというころです。
例えば、内容が充実していて、再生数が多く、視聴者からの評価が高い動画があったとします。
しかし、ここで投稿日時を調べてみると、何と数年前であったり、良くても去年であったりすることが多いのです。
ご存知の方も多いとは思いますが、TOEICは試験を研究され、誰でも高得点を取れるような状況にすることを極端に防ごうとする試験です。
そのため、数年に一回、試験形式を変えています。
直近の変更は2016年度、つまり今年の春ですから、それ以前の動画は間違いなくTOEIC受験の上で「時代遅れ」な動画となってしまっているのです。
ある程度英語の学習になれ、自分で動画の内容を判断できる能力がある人以外は、まず動画を観る前にアップロードの日時を意識する癖をつけるようにして下さい。
そして、TOEIC試験の最新の状態に合わない動画は使えない動画と割り切ってしまってよいでしょう。
探し方がわからない、絞り方がわからないと言う人は、以下の手順で試してみましょう。
最初に、検索クエリに「新TOEIC」と入力します。
次に、「フィルタ」の部分をクリックし、「並べ替え」から「アップロード日」をクリックします。
こうすることで日本語メインの新形式TOEICに対応した動画が出てきますので、そこから色々と探し出してみましょう。
個人の感想は避ける
次に、「個人の体験記」はできるだけメインにしないことです。
個人のTOEIC体験記を動画にしてアップロードしている人は大勢います。
例えば高得点保有者がこうすれば得点アップができる!と動画で説明しているものなどがその好例です。
これらの動画は確かに一面の真実を語ってはいますし、テクニックや勉強方法などの説明を詳細に語っている者も多く、一件それに従えば確実に得点が取れるような気がしてきます。
こうした動画を観て参考になさりたい気持ちはよくわかりますし、筆者もたまに気分転換や着想のヒントにすることも多いです。
しかし、ここで基本に立ち返ってみます。
引用:http://en.hdyo.org/assets/ask-question-1-ff9bc6fa5eaa0d7667ae7a5a4c61330c.jpg
自分は自分、他人は他人ですから、たとえTOEIC高得点者がなしえた学習方法があったとしても、その通りに学習を進めることが困難であったり、最初からできないような高レベルの、あるいは集中力を必要とする内容の実践方法だったりする場合もあるでしょう。
そのような動画に盲従する必要はないので、自分の実力と時間とを見極めながら、「これなら大丈夫だ」と思えるような学習アドバイスを採用することが重要です。
TOEIC動画をYouTubeで探し使う際の注意点
さて、こうした作業や注意点を踏まえつつ、使えそうなTOEIC動画をようやく見つけた、早速使って学習に組み入れていこう!と言う段階にまで至ったとします。
ここでは、その使い方を考えていきましょう。
まず、通常の学習計画は必ず立ててください。
週に何日、何時間学習するのか、基本的な学習計画は必ず立てておきます。
その上で、リスニングの学習をする時間の後に、動画を補助教材、サプリメントの一環として位置付けるのが良いでしょう。
引用:http://i1.allaboutvision.com/i/nutrition-2016/supplements-on-white-table-1200×630.jpg
例えば、ネイティブスピーカーがTOEIC学習用のリソースとしてただ音声を読み上げているような動画などは、リスニング試験勉強で温まった状態の脳に良い刺激となり、相乗効果を見込むことができます。
また、全体的に勉強を終わらせた後のリラックス、気分転換に、TOEIC受験のコツや体験記を視聴して、自分の学習内容に照らし合わせ、軽いブリーフィングとするのもよいでしょう。
例外的に英語ニュース動画などは、むしろ積極的にリスニング能力強化教材として、一日の学習内容のメインに据え、シャドーイングや字幕に出てくる単語学習などに利用してもいいかと思われます。
試験にプラスになるように各自でスケジュールお動画をアレンジして利用しましょう。
おわりに
いかがでしょうか。YouTubeにあるTOEIC動画の内容は数が多すぎることもあるので利用には慎重を期した方がよいのですが、公的な団体が出している者にはそこそこの内容が含まれている動画が多いので、積極的に利用してみましょう!
⇒ TOEICの勉強法と試験の概要を紹介!