TOEICの勉強法!通勤/通学時間の有効活用法
通勤・通学時間は皆さんが自由にできる数少ない時間ではないでしょうか。
同時に、家の机に向かって勉強する場合に比べて空間的な制限もあります。
この時間・空間を有効に活用する方法をご紹介します。
この記事のContents
私の経験
私は通勤時間が片道1時間弱で、電車の乗り換えが2回あります。
社会人に成り立てで勉強とかを考える余裕がない時は、電車通勤について”乗り換えがあると眠ることもできず、ちょっと不便かな”と感じていました。
その後、徐々に通勤時間を勉強に使うようにしていきました。
当初は乗り物だけでの移動でしたが、最近は健康のために、帰りは3駅前で下車して10km程歩いて帰宅しています。
そんな経験から編み出した勉強法をご紹介します。
面白く、手間かけず
通勤時間を勉強に利用する上で押さえておきたいポイントを挙げます。
・興味を持続する
特に通勤・通学時間は音楽を聴いているか、眠っている方々が多いと思います。
勉強は頭を使うので、途中で眠りに入らないためにも、興味が持続する工夫が必要です。
・ツールを活用する
紙の本も良い面がありますが、嵩張ったり、満員電車の中では読めなかったりと苦手なところがあります。
また、勉強素材も音声から読み物まで、マルチメディア的になっていますので、これを1つのツールで利用できると便利です。
・手間をかけずに準備する
時間が惜しくて通勤・通学時間に勉強するのですから、準備に手間がかかっては本末転倒です。
日々の手間がかからない教育素材、仕組みが必要です。
アナログとデジタルの活用
前述のポイントを押さえた具体的な勉強法について解説します。
・興味を持続する
通勤時は寝ぼけていて、帰宅時は疲れている状態です。
そんな状態で、ずっと同じコンテンツ読んでいると、ほぼ間違いなく眠ってしまいます。
そうならないためには、コンテンツを切り替えることとです。
切り替えるのは読み物から音声素材、音声から動画素材等です。
切り替えるタイミングのポイントは次の3つになりますので、それぞれ解説します。
①外的要因の変化
外的変化がなくて切り替えようとすると、時計を気にする必要が出てきて、効率がよくありません。
電車に乗り換える時は本やスマートフォンを一旦しまうはずですから、ちょうど良いと思います。
乗り換えのない方は急に混雑する駅とか、急に乗客が減る駅があると思いますので、そのタイミングで切り替えると良いと思います。
②空間密度
スマートフォーンは音声素材には良いけれど、読み物には小さい可能性があります。
そんな時はタブレットを使うと良いのですが、1つ問題があります。
電車が混んでいると、タブレットの端が隣の乗客にぶつかり、思わぬトラブルに発展しかねません。
従って、隣の人との距離、つまり、空間密度に応じて、学習素材を選択する必要があります。
私の場合は、比較的空いている最初の電車では、タブレットでニュースや英語の書籍を読んでおります。
第2の電車に乗り換えたら、スマホで動画素材を視聴しています。
第3の電車に乗り換えたあとは音声素材に切り替え、電車から降りて、駅から会社に着くまで連続で聴いています。
特に最後のところは”歩きスマホ”にならず、かつ、直前まで時間を使い切るという意味で、うまくいったなと思います。
③頭脳疲労度
一般的に出勤時は仕事準備モードで疲労しておらず、帰宅時はオフモードで出勤時は疲労していると思います。
この脳疲労度に合わせて、コンテンツ内容を工夫する必要があります。
例えば動画コンテンツの場合、出勤時はニュースや文法解説ビデオ等、堅めのものにして、帰宅時はドラマや映画等、娯楽性のあるものが良いと思います。
出勤時は基本編、帰宅時は応用編と考えると分かりやすいかもしれません。
以上、切り替えのポイントをふまえた上で、興味を持続させてみて下さい。
・ツールを活用する
コンテンツが読み物、聴き物、視聴物とバリエーションが増えていくと、それぞれを別々にツールで持ち歩くと嵩張ばります。
全てをデジタル化しておいた方が嵩張りませんし、乗り換えの時や電車内が混雑してきた時に素早く切り替えることができます。
私がどのように利用しているかをご紹介します。
私はスマートフォーンとタブレットを持ち歩いており、タブレットからスマートフォーン経由でBluetoothテザリングできるようにしてあります。
ニュース等の英文を読んでいて、オンライン辞書やWikipediaをブラウザで調べたくなる時があります。
その時だけ接続して、調べ終わったら切断しています。
スマホを鞄から取り出さなくても、タブレットだけでオンオフできるので、とても便利です。
スマートフォーンとヘッドセットはBluetoothで接続しています。
これは歩く時のことを考慮しています。
有線ヘッドセットで鞄の中にスマートフォーンでも良いのかもしれませんが、外を歩いている時は基本的に何が起こるかわかりません。
スマートフォーンが鞄から飛び出す、ヘッドセットコードが引っかかって断線する、等のことを防止する目的で無線にしています。
大昔のツールと言えば、ウォークマンに有線ヘッドフォンをつないで教材を聴いていました。
教材を切り替える時はカセットを入れ替えて、入れ替え損ねた時はカセットを落とした挙句、他の乗客に踏まれてしまう‥という状況でした。
今はモバイル機器でまとめることができるのですから、これを使わない手はありません。
・手間をかけずに準備する
コンテンツの更新が半自動化できたり、まとめ準備ができることが手間を最小化する条件になります。
Podcast
視聴するコンテンツで、ニュース等のお堅い系はPodcastで入手することができます。
聴き終わったら自動的に削除するように設定もできますので、メンテナンスの手間がいりません。
音声系のコンテンンツでCD等からiPhoneへエクスポートして利用する場合は、スマートプレイリストというのをiTunesで設定してみて下さい。
例えば、ジャンルを指定して、2回以下の再生回数のものだけを再生するというインテリジェントなプレイリストができます。
これを設定しておけば、再生回数の少ないコンテンツだけを次々と聴くということが、手間いらずで実現できます。
詳しくはこちらをご参照ください。
https://support.apple.com/kb/PH20372?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
番組持ち出し
最近ではビデオレコーダーからスマートフォーンに録画番組を持ち出して再生するということも可能になりました。
これを使えば、映画やアメリカで放映されたドラマを無料で視聴できます。メディアを店舗で購入したり、iTunesからダウンロードしている時間のとれない方には朗報です。
詳しくはこちらをご参照ください。
http://style.nikkei.com/article/DGXNASFK12015_S4A310C1000000
コンテンツについて注意していただきたいことは、粗悪なものを避けるということです。
平凡なコンテンツですと、冒頭に解説した”興味を持続する”ができなくなってしまうからです。
選別する方法としては次のようなレーティングサイトがありますので、そこで原題を入力すればコンテンツの評価をみることができます。できれば、6以上のコンテンツのみ視聴することをお薦めします。
IMDB
http://www.imdb.com
読み物
読み物系コンテンツについてはKindle, iBooksで無料または有料の書籍を調達できますが、ニュースの場合はオフラインでも読めるものがあると便利です。
私が使っているのはThomson ReutersのiOS Appです。
出勤前にアプリを立ち上げておくと、その日のニュースの大部分を自動でダウンロードしてくれます。
電車に乗った時はダウンロード済みなので、ビデオでも再生しない限り、オフラインで閲覧できて、とても重宝しています。
以上のように電車の乗り換えタイミングのようなアナログとスマートフォーンのようなデジタルを組み合わせることにより、効果的かつ効率的な勉強ができます。
まとめ
毎日のことだけれどもマンネリにならないようにコンテンツ更新をし、眠りに入らないようしましょう。
私はこれで、スコアが伸びました。
すぐに効果は出ないかもしれませんが、徐々に英語が理解できるようになっている自分に気づくはずです。
さらに通勤時間が過ぎるのが早く感じるようになるので、通勤時の精神的な疲れも少なくて済むという効果もあります。
是非、お試しください。