TOEICの勉強法!200・300点台からの挑戦!
・初めてTOEICを受験してみたけれど、200~300点台しか取れなかった・・・。
・英語に苦手意識はあったけれど、まさか990点満点で2~3割しか正解しないなんて、想像以上に悪かった。
・TOEIC600点を取らないと昇格昇進できないのに、スコアを倍以上にするなんてどうすればいいのだろう。
この記事は、上記のような方々にスポットを当てた「初心者向けTOEIC英語勉強法」をご紹介します。
私のTOEICスコアは現在900点超ですが、昔は英語が大の苦手で、動詞にsがつく三人称の意味がさっぱりわかりませんでした。
そんな私が記事を書いているので、安心して読んでください。
英語が「今」は苦手でも、ご紹介する勉強法で確実に英語力を身に付けて、TOEICで高得点を目指せるようになります。
実は英語が好きな人、得意な人が英語力を伸ばすよりも、TOEIC200~300点台の人がスコアアップする方が簡単なんです。
これまで英語指導をした生徒数は100人を超えますが、英語に苦手意識があった人ほど、わかるようになると英語が好きになります。
かならずスコアアップできますので、ぜひ最後まで記事を読んでみてくださいね。
初心者向けTOEIC勉強法に最低限必要な物
Welcome back to school!
(再び学校へようこそ!)
この記事で紹介する勉強法は、誰でも手軽に必要最小限の物だけで、コストをほとんどかけずにできる独学英語勉強法です。
①②は必須ですが、③④はなくても勉強はできます。
①英和辞典
②紙とペン
③英文法書
④中学レベルの基本英語の参考書またはNHKラジオ英語講座「基礎英語1・2・3」
本当に最小限のものだけなので、既に持っている人も多いのではないでしょうか。
英文法は、中学1年~高校3年の6年間で基本は通常全て勉強します。
TOEIC200~300点台の人は、基本時制や受動態、不定詞など中学で習う基本事項もあやふやな人が多いでしょう。
自分の使いやすい文法書を一冊持っておくと、何かと便利です。
④の参考書については、どこの出版社のものでもいいのですが、中学校の教科書ガイドは基礎を固めるのに最適です。
公立中学校で使用される英語の教科書は、何重にも検証が入っているので、誤った英語を身に付けてしまう心配がありません。
市販されている英語参考書には、案外間違いも多いものです。
学生時代、英語の教科書を見ても、「英文をどう訳したらいいかわからない」という経験をしませんでしたか?
教科書には通常訳文は記載されていませんが、教科書ガイドなら英文と日本語訳どちらも記載されているので、独学に向いているのです。
教科書ガイドと同じように、中学校で習う基本的な英語を体系的に学ぶことができる教材は他にもあります。
おすすめは、NHKの英語講座のテキストです。
中でも「基礎英語」シリーズは1冊500円程度で手頃ですが、内容は非常によく出来ています。
月曜~金曜まで毎日15分間、無料で一流講師からの英語レッスンを受けられます。
昔はラジオを調整して時間も放送時間に合わせなければいけませんでしたが、今はとても便利になりました。
ネット環境があれば、NHK講座のホームページから前週分を無料でいつでも何度でも聞くことができます。
英語力向上のために毎日こなしてほしいタスク
TOEIC200~300点台の人は、これからご紹介するタスクを毎日こなせば、3ヶ月後には100点アップも可能です。
まずは、中学レベルのテキストを開いてみて、確実にわかるところまで戻ってください。
That tall woman is Yumiko.
あの背の高い女性は由美子です。
She (play plays played playing) tennis every day after school.
彼女は放課後は毎日テニスをします。
正しい選択肢を選ぶことができますか?
答えは、playsです。
主語のsheが、「3人称」で単数だからです。
3人称というのは、I(私)、we(私たち)、you(あなた、あなたたち)などを代名詞として使えない、「私」「あなた」以外の人を指します。
teachers(先生たち)は、Iでもyouでもありませんが、複数なのでこの法則にはあてはまりません。
「3単元のS」が理解できなければ、中学一年のアルファベットが終わった辺りからやり直しが必要です。
日々こなすべきタスクは、次の通りです。
①英文を音読する。
読み方わからない単語は、手間でも電子辞書やネット辞書で正しい発音を必ず確認してください。
このひと手間によって、TOEICのリスニング対策にもなるからです。
特に英語の場合は、アクセントの位置が最も重要です。
②音読した英文と和訳を一文ずつ紙に書き出す。
スペルを間違わないように、丁寧に、などと気を遣わなくて大丈夫です。
正しい英文を五感を使って体得してしまうことが目的なので、細かいことは気にせずどんどん書きましょう。
最初に英文を一文書いて、その下に和訳、もう一度英文を書く、といった具合にサンドイッチにして書いていってください。
具体的には、次のようにしてください。
I lent her my DVD yesterday.
私は昨日DVDを彼女に貸した。
I lent her my DVD yesterday.
上記英文は、目的語を2つとる、SVOO型の過去形英文です。
最初のうちは、できれば3セットずつ、1英文につき書き出してほしいところです。
地道な単純作業と思うかもしれませんが、この勉強法を1日1時間でも3ヶ月間続ければ、ある日突然問題が気持ちよく解けるようになります。
この快感を味わうことができれば、もう英語脳はかなり鍛えられていますので、その後は1度書いただけ、あるいは読んだだけでも頭に入りやすくなります。
とはいえ、私は英検1級を取得した今も尚、時に出会う難解な単語は上記の勉強法、音読と紙に書き出す方法で習得しています。
英語初心者のリスニング対策勉強法
昔とちがって、今は一人で英語の勉強がしやすくなった、とつくづく思います。
スマートフォンの普及によって、高額の英語音声教材を購入しなくても、無料でリスニング対策までばっちりできるようになりました。
真面目な英語初級者の方程、陥りやすい落とし穴があります。
それは、リスニング対策をおろそかにして、ひたすら机上で勉強してしまうことです。
わからない単語があれば発音を都度調べる、という手間も惜しんでひたすら英単語帳と英文法書を丸暗記する人が実は多いのです。
インプットするために英文は時に声に出して読むものの、発音は自己流で、英語ネイティブスピーカーには間違いなく通じない英文を読み上げて覚えてしまうのです。
こうした受験特化型の勉強法でも、リーディングセクションの点数はある程度伸びるでしょう。
でも、一度誤った発音で英語を覚えてしまうと、そこから矯正するのは大変です。
まっさらな英語初心者だからこそ、きれいな正しい英語の発音を覚えて、リスニングも楽々聞き分けられるようにしてほしいのです。
勉強法としては、NHKラジオ英語講座「基礎英語」を毎日聞くという方法が一番簡単で効率的です。
短期でTOEICのスコアアップをさせたいから、移動中などを活用してもっと勉強したい!という方には、script(台本)付の英語音声を活用する方法があります。
TOEIC200~300点台の人はまだ洋画を英語学習教材にするのは早いので、大きめの書店で売られている英語圏の子ども向けCD音声がおすすめです。
その際、必ず読み上げられる音声が文字で起こされているものが教材の中に入っているかどうかを確認してください。
絵本とセットになっているような音源であれば、安心です。
日本人の英語学習者向けに、和訳付きの英語音声も出回っています。
自宅で時間を作って、音声を聞きながら英文を書き出します。
最初はテストなどと気負わずに、英文を見ながら書き写して、さらに耳から聞くという練習をしてください。
その際、一緒に英文を読み上げるとさらに効果的です。
そして、和訳がついていなければ辞書で単語の意味を調べて、自分なりに意味を解釈しましょう。
その上で、音声を持ち歩いて通学・通勤の時間を利用して耳から学習すると、復習にもなって効率的です。
まとめ
Believe in your dreams.
夢を信じて。
この記事でご紹介した英語勉強法は、奇抜なものではありません。
けれど、勉強すればした分だけ必ず、確実に着実に英語力を向上させてくれる勉強法です。
TOEIC200~300点台から、400~500点台にステップアップできれば、日常英会話はだいぶできるようになります。
訪日外国人が増えて、道を歩いていて英語を耳にする機会も増えたことでしょう。
英語が話せると、困っている外国人に手を差し伸べてあげる機会が増えるので、さらにそこでも英語の学習ができるのです。
今後も世界はますます英語を共通語として、グローバル化が進んでいくものと思われます。
未来は何が起こるかわかりませんが、英語が話せれば活躍の幅が大きく広がることは間違いないでしょう。
Seeing is believing.
(百聞は一見にしかず。)
ぜひ、ご紹介した英語勉強法に三ヶ月チャレンジして、効果の程を実感してください。
心からエールを送ります。
⇒ TOEICの勉強法と試験の概要を紹介!