TOEICの勉強法!初心者のためのパート別対策 Part7編
雑誌で特集されているTOEIC勉強法では、難しくて参考にならない!
読むだけで勉強になるような、丁寧でやさしいTOEICの勉強法の解説がほしい。
そんな方々のお役に立てるように、本記事を作成しました。
TOEIC受験が初めての人や、前回のスコアが400点以下だった英語初心者の方向けに、パート7の勉強法を詳しく解説していきます。
一読するだけで、英語力がワンステップ向上するような情報を盛り込んでいます。
初心者のPart7の取り組み方
TOEICのパート7は、長文読解問題です。
TOEICの最後のパートであり、最も問題数が多いので、TOEICの山場といえます。
従来は、1つの文書を読んで答える問題が28問、2つの文書を読んで答える問題が20問出題されていました。
しかし、2016年5月29日実施の第210回公開テストから、1つの文書問題が29問、複数文書の問題が25問と大幅にアップしたのです。
最後の最後に一番ハードな問題が連発される・・・そう感じるのは、実は初心者ならではの悩みなのです。
英語長文と英語の設問を読んで、4つの答えの中から最も適切なものを選んで解答します。
文書内に新たな一文を挿入するのに、適した箇所を選ぶ問題もあります。
英文の難易度としては高くない問題ばかりなので、後回しにせず、早めに対策に取り掛かることをおすすめします。
そうはいっても、問題集を用意して、机に向かって・・・となると結局後回しになってしまいがちです。
まずは、気楽にこの記事を読みながら、TOEICパート7の対策をしていきましょう。
チャレンジ問題にレッツ・トライ
まずは、オリジナルショート例題にチャレンジしてみてください。
やさしく丁寧に解説していきますので、Let’s just do it!
1長文タイプのショート問題に、とにかくトライしてみてください!
毎回のように出題される、e-mailの問題です。
To: Peter Robinson
From:May Fisher
Subject:Great books
Date:April 10th
Dear Mr. Robinson,
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As a token of our appreciation, we are sending you some free samples of Great Books products.
They should arrive within two weeks.
通常の問題は、このオリジナル例題の3倍ほどのボリュームになることが多いです。
早速、設問です。
Why was the e-mail sent to Mr. Robinson?
(A) To invite him to a party
(B) To anser a question he asked about a book
(C) To thank him for his help
(D) To explain why payment was delayed
さあ、答えはわかりましたか?
問題文は、過去形の受身(be動詞の過去形+過去分詞)の疑問文ですね。
Why(なぜ)was the e-mail(メールは)sent to Mr. Robinson?(ロビンソンさんに送信されたのか?)
e-mail問題のヒントは、subject(メールの件名)にあることが多いですよ。
でも、選択肢の単純な引っかけには、気付いてくださいね。
選択肢は、すべて不定詞(~するため・目的を表す副詞用法)になっていますね。
正解は、C (彼の協力に感謝するため)です。
Subjectにbooksがあったからといって、単純にBを選びませんでしたか?
単語の意味がわかっていれば、丁寧に読むことで簡単に答えられる問題です。
とりあえず、問題へのチャレンジ、おつかれさまでした!!
これで終わりではありませんよ。
あやふやだった部分を、復習でつぶしていくことが何より重要です。
次項で、チャレンジ問題の復習をしながら、初心者向けの効率的な勉強法をご紹介します。
チャレンジ問題の解説と勉強法
長文問題を解いたら、一文ずつ丁寧に英文と和訳を照らし合わせていきます。
今もしできるようだったら、紙とペンを用意してみましょうか。
無理だったら、読み流すだけでも大丈夫です。
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弊社が実施した最近の本に関するアンケート調査にお答えいただき、ありがとうございました。貴殿のご意見は、弊社の新しいグレートブックスシリーズの向上に大いに役立ちます。
第一文は少し長めで難しいのですが、理解できればここにすでに問題の答えが書いてあることに気付けます。
appreciateという単語の意味が分かれば、お礼を伝えるため(=to thank him)のe-mailであることが容易にわかります。
わからなかった人は、英文を声に出して読んでみてください。
書ける用意がしてあれば、英文と和訳を写して、さらに声に出して読んでみてください。
appreciate=感謝する、feedback=意見、survey=アンケート、develop=開発する、発展させる
すべて英語の基礎的な重要語句ですが、単語だけで意味を丸暗記するのではなく、このように長文問題で出てくる度に英文と和訳ごとインプットしてしまう勉強法が効率的です。
「;」このマークの意味を理解しておくと、英語の長文を理解しやすくなります。
;=セミコロン=andなどの接続詞の代わりの役割を果たします。
前後の文は、対等な関係になります。
「:」コロンの場合は、セミコロンとはちがって、前の文の説明を後ろの文がするときに使われることが多いです。
日本語でいえば、「つまり」「要するに」という意味になります。
たとえば、I have three hobbies: cooking, reading and dancing.
私には趣味が3つあります。料理、読書、ダンスです。
コロンとセミコロンのちがいを理解しておくと、それだけで英文読解問題が理解しやすくなりますよ。
次の英文の復習に進みますので、同様に音読して、できれば書き出してみてください。
As a token of our appreciation, we are sending you some free samples of Gread Books products.
感謝のしるしとして、グレートブックス商品の無料サンプルをお送りいたします。
as(~として)は、非常によく使われる便利な表現ですので、同じ用法の別の例文もご紹介します。
As your teacher, I advise you to do your homework everyday.
担任として、毎日宿題をするよう忠告します。
asには多彩な意味表現があるので苦手意識を持つ人が多いですが、asに出会う度に読んで書いて自分のものにしていけば、必ずマスターできます。
token(しるし)は、appreciateやthank you などと一緒に、感謝の意を示すメール文で使われることが多いです。
Please accept this gift as a small token of my appreciation.
これは私からのささやかな感謝のしるしですので、受け取ってください。
このように、初めて出会う単語は面倒でも辞書で例文を調べるようにすると、結果的に早く英語力が向上していきます。
それでは、いよいよ最後のシンプルな英文の解説です。
They should arrive within two weeks.
サンプルは2週間以内にお手元に届く予定です。
「shouldって、~すべき、っていう意味じゃなかった?」
もちろんその意味もありますが、ここでは「~するはずだ」という意味で使われているのです。
I’ve mended it , so it should be all right now.
直したので、もう大丈夫です。
withinは、~以内(距離・期間)に、という意味でこちらも頻出表現です。
Do it withing the next mont.
来月中にやりなさい。
このようにも使われます。
まとめ
ここまでお読みいただいたということは、長文問題に一つ果敢に挑戦し、復習も終わったということです。
as(~として)、should(~のはずだ)、within(~以内に)など、TOEIC頻出の基礎的単語についても、1つレベルアップできたはずです。
TOEIC初心者の方がパート7の勉強をするときは、とかく焦ってたくさん問題を解いて「解きっぱなし」にしてしまいがちです。
まだ英語の基礎的土台がしっかりしていない時期ですから、長文を解いたあとは、丁寧に復習することが重要なのです。
今回ご紹介したような勉強法を、ぜひ参考にしてみてくださいね。
I wish you a good luck!!
成功を祈る!!
⇒ TOEICの勉強法と試験の概要を紹介!