TOEICの勉強法! TOEICスコア900、英検1級、英語講師歴16年の管理人がお伝えする最良のTOEIC勉強法を紹介!

TOEICの勉強法!上級者のためのパート別対策 Part6編

上級者パート別6
おすすめ勉強法
英文法からやり直し、
1年間でTOEIC900を取る!

英文法が苦手な人は多いです
復習するにも、どこから?何から?
教材選びもままならない…

そんな方にはこちら!
「1年でTOEIC900!分かる!解ける!英文法!」なら
英文法を1から総復習!

↓↓今からでも遅くない!↓↓




Part6からは長文になります。
長文だからといって必ずしも”難しい”ということはなく、仕組みを理解した上で、落ち着いて効率的に対応していけば解けるものです。
そのコツをご紹介します。

スポンサーリンク


⇒ TOEICの勉強法と試験の概要を紹介!

出題意図

TOEICには英語力をある測定項目で確認するという出題意図があります。
出題意図があるということは、設問にもパターンがあるはずです。
出題意図をパターンを駆使して、各Partに埋め込んでいるのです。
ここで注意していただきたいのは、出題意図とPartのくくりは一致していないということです。
例えばリーディングの出題意図には”語彙が理解できる”というのがありますが、これはPart5だけに出題されているわけではありません。
Part6、Part7にも出てきます。
ですから、リーディングの後半Partほど、設問は難しくなるというのは誤解で、品詞を問う問題がPart6, Part7に含まれていることもあるのです。
このような思い込みを排除してテストに臨まないと、場違いな設問(と勘違いして)面食らっていることで、貴重な時間を無駄にしてしまいます。
実は私の場合がそうでした。
実用会話のレベルを上げていけばスコアは上がりますが、この出題意図と出題パターンを理解して対策することで、さらにスコアが上がります。
それは決して後ろめたいことではありません。
そのように対策を考える思考力が実用英語の能力も向上させることになるからです。

スポンサーリンク


⇒ TOEICの勉強法と試験の概要を紹介!

出題パターン

Part6は基本的には穴埋め問題で、Part7のように文章が何を意味しているか、暗示しているかという深い考察が必要ないことが多いです。
文章を読んで素直に回答すれば良いのです。
ただし、問題文と設問の対応を気にかけておく必要があります。
具体的に言いますと、設問が対象とする問題文の範囲がどこまでか、どこまで読まなければならないかに注意する必要があるということです。
問題文とは穴が空いているセンテンスを含めた長文本体のことで、設問とは問と選択肢が並んだものです。
設問が対象とする問題文の範囲別に次の分類になります。

・1センテンスで閉じているもの
設問の対象が問題文1センテンスだけであり、他のセンテンスを読まなくてもわかるものです。
例)1センテンスの中に穴埋めがあり、適切な品詞を埋める等

・複合文で前段、後段に分かれているもの
設問の対象が前段文と後段文の間に配置する接続詞または接続句であるもの
例)He is _____________ (接続詞) she said __________________.

・前後または全文の文脈から判断するもの
設問の対象が1つのセンテンスにとどまらず、複数のセンテンスにわたるもの
次にこれらの範囲別分類と対策について具体的に解説をします。

スポンサーリンク


⇒ TOEICの勉強法と試験の概要を紹介!

全パターンに共通すること

範囲分類によらず共通して取り組むことがあります。
まず文章の目的やターゲットオーディエンスを把握するための手がかりを見つけます。
メール文や手紙では左上冒頭にToとありますので、宛先はその部分です。
差し出し人は左下にあり、会社名や役職名が入っているので、相当参考になります。
これら目的とターゲットオーディエンスをふまえた上で、それぞれの範囲別分類に対策することになります。

1センテンスで閉じているもの

次のような文章が出題されたとします。
To: Local employers
Cc: Employee’s representatives
Subject: Reminder for POWER

The Program for Workers and Employees Retraining (POWER) was enacted on August 10, 2001 and became effective on January 1, 2002.

General Provisions by Employers
POWER offers protection to workers, their families and communities by 131 employers to provide notice 60 days in advance of covered plant closings and covered mass layoffs. This notice must be provided to either affected workers or their representatives.
Employer Coverage
In general, employers are covered by POWER if they have 100 or more employees, not counting 132 have worked less than 6 months in the last 12 months.

この文章は雇用主向けで、雇用保障的なものに関する通知であることはわかると思います。
この文章に対する設問例で解説します。
131.
A) requesting
B) requested
C) required
D) requiring
これは品詞と意味の問題になりますので、”by 131 employers to provide notice 60 days in advance of”までの範囲を読めばわかります。
要求する(request)か、要する(require)になりますが、要求するにしては主語がわからないので、”要する”となります。
さらに、requiredだと”要された”となり主語が社会なのか当局、従業員なのか迷ってしまいます。
したがって、正答はrequiring(必要とする)となります。
次の設問です。
132.
A) employees who
B) employers who
C) shareholders who
D) those
これも”employers are covered by POWER if they have 100 or more employees, not counting 132 have worked”の範囲までを読めばわかります。
employeesが登場してきているので、B、Cはあり得ません。
ただし、こういう混乱もあるので、Dで主体をぼかすわけにもいきません。
結局、Aのように明示することになるというわけです。
一点注意ですが、先に述べましたように出題意図とPartの区切りは一致しているわけではありません。
131は特に難しく感じかなったかもしれませんが、そういう理由です。
したがって、Part6にPart5のように簡単な設問があっても、そういうものだと思い、深読みに時間をかけすぎないでください。
B9-1

複合文で前段、後段に分かれているもの

これも出題例で説明します。
Dear Mr. Smith,

We are writing to let you know Bravo Corporation has reviewed your resume application materials 141 believe you to be a solid candidate for Project Engineer in our Software R&D department. This conditional acceptance letter is the next step in the process.

この文章に対する設問は次のようになります。
141.
A) then
B) before
C) and
D) therefore
141直後のbelieveは現在形で主語はBravo Corporationです。この時点で、主語相当を必要とするA,B,Dはなくなり、Cが正答になることがわかります。

次の出題例はどうでしょうか。
As of next week, employee timesheet must be completed and submitted to Edward before you leave on Friday evening. This will give Edward a much better chance to complete the necessary paperwork 142 submitting the sheets to the payroll service so our checks will come in on time every week.
A) after
B) since
C) before
D) when
問題文はタイムカードの運用方法に関するものであることは、ご理解できたと思います。
設問については時間関係(時制)に注意が必要です。
completeという言葉がありますから、同時的表現のDは排除されます。
言い換えると、completeとsubmitを同じ人間が同時にできないということです。
次に、much better chanceとある事から、Aも削除されます。
後からpaperworkをするなら、特に時間を気にする必要はないからです。
前段は翌週から実施するという予定を宣言しているわけですから、ある時点以来の意味があるBも排除されます。
残ったCが正答となるわけです。
これは理屈で着々と解決していった場合の方法で、文脈が読めるようになればCへ直行できるようになります。
B9-2

前後または全文の文脈から判断するもの

文脈と言っても難しく考えず、ここでは文のベクトルまたは流れと考えて下さい。
例えば、ポジティブかネガティブか、広げたいのか絞りたいか、高くしたいのか安くしたいのかという両極端で考えてみても良いでしょう。
この流れを掴むと、文章穴埋めの選択肢が判別しやすくなります。
例で説明します。

ポジティブ↑な文章
Friends membership is your best opportunities to explore the collections and to take Part in our wide-ranging programs. Not only will you be actively participating in the Museum, you also will receive special opportunities to share your love of art with other warm-minded individuals.
会員になることのメリットを伝える内容で、これでもかと特典を出してきています。
会員条件を絞って、プレミアム感を出すような話は含まれていませんので、その前提で後続文も読み進めることができます。
B9-3

ネガティブ↓な文章
Photography is not permitted in the art galleries. Many of the artworks are under clear copyright and we must do whatever it takes to protect the intellectual property of each artwork. Additionally, repeated flashes of light can damage fragile artwork.
写真撮影に対する注意喚起です。
撮影禁止の理由を”作品および作者がとんでもない被害を被らないように”ということで、強く説明をしています。
このような文章の流れの場合は、”スペースCだけは撮影できます”という生ぬるい話は出てきづらいですね。
そのように思うことが、備えるということです。
B9-4

まとめ

文章の主題、ターゲットオーディエンスを把握した上で、設問が対象とする問題文のスコープをまず見極めてください。
次にスコープに見合った時間をかけて回答をして下さい。
全文の文脈から判断しなければならないものは、書き手がどうしたいかという大きな方向性を掴んで進めてください。
以前よりも正答率が上がるはずです。

⇒ TOEICの勉強法と試験の概要を紹介!

スポンサーリンク

おすすめリーディング教材
良い文章を定期的に読むことは
スコアアップには欠かせません!

何を読めばいいか分からない…
英字新聞はちょっと難しい…

そんな方でも安心の
Japan Times ST
英語学習者向け英字新聞

↓↓定期購読はこちらから↓↓




おすすめリスニング教材
聞き流すだけで
英語が上達!?

本当はそんな簡単な
ものなんてありません。

聞き流さず、
活きた英語を聴く!
スーパーエルマー
まずはリスニング満点を!

↓↓10日間無料視聴できます↓↓




関連記事