TOEICの勉強法! TOEICスコア900、英検1級、英語講師歴16年の管理人がお伝えする最良のTOEIC勉強法を紹介!

TOEICの勉強法!上級者のためのパート別対策 Part4編

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リスニング・ハイスコアへの関門の1つがナレーションです。
ナレーションでは、”理解できなくて回答できない‥”ということがないレベルまで到達したいものです。
その攻略法をご紹介します。

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ナレーションは言いっ放し

ナレーションは1人が語る説明で、ニュース、CF(Commercial Film)等でもよく聞く形式です。
2人以上が話す会話とは異なり、話者が1人なので、すらすらと話が流れ、一見簡単そうに見えます。
油断してはいけません。
実は会話と違い、一方的に言いっぱなしなのがナレーションです。
Aさんが言ったことにBさんが答えるといったような問答がありません。
例えば次のような会話です。
A: 聞いたかい? ボブが退職するんだって。
B: えっ、彼はまだ入社して3年だよ!
例えば、Aで50%しか聴けていなかったとしても、Bで情報の投げ返しがあるので、文脈的には80%位はわかりそうです。
これが情報補完です。
ナレーションは1人で情報を1回だけ話します。
情報補完がないばかりか、1人で淡々と話す分、会話と同じ時間だけ話されると、会話に比べて2倍近い情報量になることもあるのです。
まとめると、言い直しがなく時間当たりの情報量が多いということです。
ある意味で難易度は高いと言えます。
私の場合、これに気付くのが少々遅くて、スコア800点前後までは会話もナレーションも同じ感じで聴いていました。
この方法では、ネイティヴでない人はハイスコアは採れません。
皆さんはどうでしょうか?
会話文とナレーションの違いを意識して、聴き方を工夫していたでしょうか?
意識していた方は復習と確認の意味で、目からウロコの方はコツを習得するつもりで以降の解説を読んでいただければと思います。

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ナレーション理解のポイント

前述のようにナレーションは会話文と比べて、難点もありますが、利点としては情報が整理されているということがあります。
会話文のように出たとこ勝負ではなくて、事前に書いたものを読み上げる形式がほとんどだからです。
例で説明します。
会話例)
A: 今日の講義は何時から?
B: 何の講義のこと?
A: 社会心理学1だけど、
B: それなら明日午後だよ
A: それと、場所はどこだっけ?
B: R101だ‥‥‥よって、自分で調べてよ
どうでしょう、字面で見ると結構辛いものがありますね。
では同じ内容をナレーションにしてみましょう。
ナレーション例)
社会心理学1の講義についてお知らせします。
時間は明日5月8日 13:30から、場所はR101教室になります。
どうでしょうか?
情報的にはナレーションの方が整理されてわかりやすいのではないでしょうか。
その他、プレゼンテーションやカスターマーサポート連絡で、1人が話す時も情報は整理されています。
仕事の話になるので、失礼がないように筋書きを事前に準備するからです。
ここまで読んでいただいて、おわかりになったと思いますが、聴き逃しを最低限に抑えることができれば、ナレーションの方がわかりやすいということになります。
以上を踏まえて、聴き取りのポイントを説明します。
最初の2つは会話文との違いから見たポイントで、3つ目は図表への対応です。

・雰囲気以外から文脈を得る
会話と比べた時のナレーションの特徴の1つとして、声に気持ちが入っていないということがあります。
誰か他の人間と話をしているわけではないので、気持ちを入れ込む必要がないのです。

・情報取りは一発勝負
会話と比べた時の次の特徴はは”言いっ放しの聴き取り一発勝負”ということです。
”〜した?”、”あぁ、今からしよと思っていた”等の情報の補完がありません。
このため、あまり多く聴き逃すと文脈が理解できなくなってしまいます。

・図表は参照タイミング
頭脳を効率的に使うために最も効果的な時に図表を参照するということです。

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雰囲気以外から文脈を得る

前日したようにナレーションは雰囲気はわからないですが、逆にいうと、雰囲気に依存する話は無いと言うことです。
文章の目的やターゲットも明確になる傾向があり、ターゲットとしてはユーザー、視聴者、同僚になることが多いといえます。
日本語と異なり、英語は話の目的が最初の部分に含まれている言語なのですから、ナレーションにおける目的の明確さを利用すべきだと思います。
この目的を捉えることができれば80%は成功です。
例で説明します。
会議の場合、招集目的を最初に話すことになり、後に続くのは補足事項となります。
The purpose of the meeting is to consider the possibility of next version of AI.
Desired outcome would be course of action for the study with unanimous agreement.
Action items for next meeting will be set If it there is no consensus during the meeting.
最初に”目的は‥”と言っているので、この文の場合は明らかです。
B7-1 別の例で、電話であれば”誰に何の用件”が最初にあリ、後には”相手にどうして欲しい”または”こちらがどうする”かが続きます。
I’m calling to let you know we could make an arrangement for your flight.
We could reserve aisle seat as you prefered. We’ll send confirmation code to your phone shortly.
Please tell us the code when you come to ticket counter at the airport.
この文の場合は、航空機の手配がとれたことを連絡するのが目的で、その後は付随情報です。

それでは、次の文章はいかがでしょうか。
Each client must abide by the following rules in order that all guests will be able to stay in our hotel in a safe and comfortable atmosphere.
The guest is obliged to keep quiet during the period from 22 pm to 7 am.
The Hotel is liable for jewels, money and other valuables without any limitation only provided such items were taken over by the Hotel to safe-keeping.
これは明示的に”これから言うことの目的は”という部分がありませんが、ホテル滞在の注意事項を伝えることが目的です。
それは”must abide by the following rules”からわかり、その後に具体的なルールが続きます。

次はどうでしょうか。
With this weekend’s temperatures expected to be extremely warm in northwest Michigan, the Michigan State Police, Emergency Management and Homeland Security Division is reminding anyone working outside building to take frequent breaks and stay hydrated.
これは天気予報で注意喚起が目的となります。
“expected to be extremely”という部分があることから、それを受けた案内または注意喚起が来るはずだからです。
日本でも”とても、よく晴れます”の後に”絶好の洗濯日和となるでしょう”という話が続くのと基本的には同じです。

情報取りは一発勝負

一発勝負 = TOEICで良く流れる“Only one time”ということです。
言葉を正確に聴き取るのはもちろんですが、事前に想定しながら聴くと、さらに効率的かつ正確に聴き取ることができます。
”事前に想定”について、実生活の例で説明しましょう。
皆さんもファーストフード店では”To stay or to go?”(こちらでお召し上がりですか、お持ち帰りですか)と訊かれるのは織り込み済みですよね?
だから訊き返さなくても反応できるわけです。
ここで、”How many nights?”(何泊ですか?)と訊かれると想定外なので、答えに詰まります。
リスニングも同様であり、その時に役立つのが先に述べた”目的”です。
目的によって、後続ナレーションに含まれる項目はおおよそ想定できるわけです。
例えば、次のナレーションが流れてきたとします。
Check out time is 1:00pm. Please inform the reception if you wish to retain your room beyond this time.
この冒頭で”チェックアウトに関して伝えることが目的”と判断できればOKです。
そして次のように続いていきます。
Extension will be given depending on the availability . If the room is available, normal tariff will be charged. On failure of the guest to vacate the room on expiry or period the management shall have the right to remove the guest and his/her belongings from the room occupied by the guest.
チェックアウトまわりという文脈が理解できていれば、後続の話はチェックアウトが過ぎたら、どうなるかという話であることも検討がつきます。
そして、設問は次のようなパターンになります。
What can be done if guest wants to stay longer than check out time?
A) Nothing.
B) Guest can stay as long as the room is available.
C) Guest will be relocated to another hotel.
D) The hotel will remove the guest.
部屋が空いていれば(=他の予約が入っていない等で)、延長できるとありますので、正解はBです。
この文章の後半ではいろんな情報が流れて、設問もその誤解を誘うものが含まれます。
冒頭で目的をとらえた上で、想定しながら情報を聴くことが、より生きる例と言えます。
B7-2

図表は参照タイミング

リスニングにおいて、図表を見るタイミングは非常に重要です。
図表は消えませんが、ナレーションは流れて消えてしまうからです。
視覚と聴覚のベストタイミングの取り方を解説します。
まず、ナレーションが始まるまでに図表の”存在”有無とタイトルを確認しておいてください。
なぜかというと、ナレーションが流れてから図が有ることに気づくと、図に一瞬注意を奪われて聴き逃しのリスクが出てきるからです。
心の準備ができたら、ナレーションが流れてくるのを待ちます。
ナレーションから図表に関連する表現が出てきたら、その時点で図表を見ながらナレーションを聴いてください。
耳と目は同時に動かせますので、安心して下さい。
これで、ナレーションと図表が脳の中で有機的に繋がるはずです。
例で解説しましょう。
以下のような表があったとし、最初は数字が含まれた表が存在している位の意識をしておきましょう。
B7-3

ナレーションが次のように流れてきます。
September 1, 2016, FDO (Federal Dietary Organization) disclosed report for daily intake.
The report says it is recommended to take food considering daily activities. In terms of composition of 100g food, less than 15g of fat and less than 10g of carbohydrate is recommended for office workers. Those who consume large amount of energy on a daily basis should consult professional sports trainer or doctor. The report also says.
And please take a look at composition table which we’ve compiled today in relation to the report FDO issued.
この文章で ”In terms of composition”以降が集中するポイントです。
特に数字とその制限方向、以上/以下/より上/より下は覚えておきましょう。
“please take a look at”と言われてから見ても間に合いません。
なぜなら、設問は次のようになるからです。
Which ‘Food’ is better for office employees?
A) Barbecued Lamb Skewer
B) Peking Duck
C) TMC Noodles
D) KTC Chicken Burger
脂肪分15g未満、かつ、炭水化物10g未満なので正答はAとなります。
補足しますと、設問が”is recommended”ではなく、”is better”となっている点について、ファーストフード自体が健康に良いのかという背景もあるからです。
さらに表はレポートにあったものではなく報道元が作成(あるいは作成させた)したものであることがわかった方は相当レベルが高いと思います。

次の例を見てみましょう。
B7-4

ナレーションが次のように流れてきます。
Thank you for coming all the way to participate Research and Development Days.
The meeting has been scheduled from 15th to 17th of October.
Regarding the meeting room, we’d like you to remember 1 thing on the material titled meeting schedule.
Unfortunately, room 201 of 2nd floor is not available during the R&D Days due to the facility issue.
However we could allocate room 2F-202 instead. Please came to 2F-202 on final day.
There is no change of the room other than 17th.
Please feel free to ask secretariat if you have any questions.
Thank you.
ここで図表に注目するタミングは”Regarding the meeting room”になります。
なぜなら、図には”Room”とあるからです。
“room change”という言葉はないですが、会議室変更の説明をしていることは明らかだと思います。
設問は次のようになります。
Which room is available for the Day-1 after all?
A) No room is available for the day.
B) Room stays the same as planned.
C) Room 2F-201 is allocated instead.
D) 2F-201 is reserved for afternoon meeting.
文章だけを聞くと、17日の部屋はどうなったのかを問われそうですが、そうならないのがTOEICです。
初日の会議室はどうなったかを問うことによって、文脈を正しく理解しているかを試しているのです。
15日の会議室は変更無しですから、正統はBとなります。

まとめ

ナレーションの冒頭で文章の目的を掴んだら、その後に続く内容を想定しながら聴きましょう。
図表がある場合は、”ナレーション前”と”ナレーションが言及する時点”を図表を見るタイミングにして、頭の中で説明と図をマッチングさせましょう。
このようにすれば、より効率的かつ自信を持って回答ができるはずです。

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