TOEICのリスニングで満点を取るための勉強法

TOEICの受験者全体からみて、900点以上の人は約3~5%だといわれます。
その中でもTOEIC満点(990点)取得者は、全体の0.1%にも満たないとされています。
TOEICは決して難解な英語試験ではありませんが、問題数が多いのが特徴です。
英語力があれば、時間をかけずとも解いていける問題が多いのですが、何しろ量が多いために凡ミスをしやすいのです。
しかし、TOEIC満点取得者が受けられる恩恵は並々ならぬものがあります。
就職・転職活動において高評価を得られるだけでなく、入社後の昇進・昇格でも有利になるでしょう。
この記事では、リスニングセクションで満点を取得するための勉強法に的を絞ってお伝えします。
この記事のContents
リスニングの基礎力があるか?
TOEICに限らず、英語のリスニングテストで満点を取るためにはリスニングの基礎力を培うことが不可欠です。
土台がしっかりしていない家は、建物が素晴らしくても、地震などの自然災害で壊れてしまいます。
英語も同様で、基礎力がないのにTOEIC問題に特化したテクニックばかり身に付けても、無用の長物になってしまいます。
あなたにはリスニングで満点を狙うための基礎力がすでにあるかどうか、下の2項目でチェックしてみましょう。
①TOEICリーディングのPart5の正答率が9割以上か?
②上記のPart5の英文中の単語をすべて正しく発音できるか?
③リスニングパートの音声分の英文中の単語・表現は全て理解しているか?
④上記のリスニング音声の英文を正しく発音できるか?
TOEICは、リーディングよりもリスニングの平均点が高く、リスニングに出てくる語彙や表現は難易度が下がります。
しかし、耳で聞き取ってそれをある程度記憶して問題に答えるというハードルがあるため、最低限「英文を見ればわかる」というレベルに達していなければ満点は狙えません。
Part5は空欄補充問題で、リーディングセクションで最も得点しやすい部分です。
ここで間違ったり、発音がわからないようでは、まだリスニング満点を狙う基礎力があるとはいえません。
では、基礎力を養うにはどうすればいいのか。
そのための勉強法をご紹介します
五感を使った勉強法
皆さんは英語を勉強するときに、五感のうちいくつ使っていますか。
五感とは目・耳・鼻・舌・皮膚の五つですが、このうち絶対に使ってほしいものがあります。
目、耳、口の三つです。
そんな当たり前のことを今更!と思うかもしれませんが、TOEICリスニングで満点を取るためには重要なことなのです。
テキストの英語を見て、声に出し、自分の声を聞くのです。
なぜ声に出さなくてはいけないの?
発音が悪い自分の声なんて聞いても仕方ない。
そんな疑問が湧くかもしれませんが、大いに意味があることなのです。
英文を声に出さずに黙読していると、正確な発音がわからないまま、その語句を習得した気になってしまいます。
声に出すことによって、あやふやな発音であることを認識できます。
辞書で発音記号、特にアクセントの位置をしっかりと把握して声に何度も出して頭に叩き込んでください。
この勉強法は、全く英語のスピーキング練習をしてこなかった人には、あまりにも酷かもしれません。
簡単な単語さえ正しく発音できているかわからないという人、発音記号の見方もわからないという人は、CDがついた英語の問題集を使いましょう。
TOEIC用のテキストでなくても構いません。
基礎力を培うためには、中学校のCD付き教科書ガイドが一番です。
TOEICのリスニングに頻出の語彙の多くは、中学英語で学習するものだからです。
そして、一英文ずつCDの音声を流し、後に続いて発音していきます。
耳で聞いたままに、アクセントの位置を意識して発音することが大切です。
五感をフル活用して勉強すると、吸収して記憶に定着しやすいといわれます。
2週間でも海外に短期留学して、英語ネイティブの家庭にホームステイをすると、この五感をフルに使って英語を学べます。
食事をしながらファミリーとの英会話、バスや電車で移動しながら英語で乗り換え案内を尋ねたり、病院で懸命に風邪の症状を説明するといった日常的な行為すべてが英語、特にリスニング力の向上に役立ちます。
日本にいても、食事中、掃除中などの時間のBGMに英語を流すことで、五感を活用しながら英語を学習することができます。
ながら勉強は、実はとても効率的なのです。
ディクテーションを取り入れた勉強法
ディクテーションという言葉は聞いたことがあるけれど、内容はよくわからない。
そもそも聞いたことがない勉強法だ、という人もいるかもしれません。
このディクテーションを取り入れた勉強法は、TOEICリスニングでパーフェクトを目指す人にイチオシの勉強法です。
ディクテーションとは、日本語でいう「音声のリピート」のことです。
簡単に説明すると、音声を聞いて、その英文をそのまま口に出すといったシンプルなものです。
「ディクテーションを取り入れた勉強法」では、リピートするのではなくノートに書き出します。
大切なポイントは、聞き取れなかった部分があった場合、何度も音声を流し、聞き取れるまで聞き続けることです。
そして、スペルがわからなくても音を聞いて想像して書き、後で正しいスペルを確認すること、この二つです。
耳から入る情報に神経を集中させるので、英語耳を鍛える最高の訓練になります。
書くのは面倒くさい・・・そんなことを言っていては、TOEICリスニング満点は狙えませんよ。
ディクテーションは、リスニング力アップに必ずつながります。
2016年5月末から変更のあったTOEICの新形式問題では、現代社会で実際に使われる英語表現が多く出題されるようになりました。
英語ネイティブによる会話においては、「It will」は「It’ll」というように通常は短縮されます。
リーディングでは普段省略されないため、リスニングにおいてこうした表現があっても、聞き逃していることにすら気付かないことが多いのです。
紙に書きだすことによって、正確なリスニングができているかを自分で把握しながら勉強を進めていけます。
TOEICリスニングで満点を目指す人は、問題演習にとかく走りがちです。
しかし、急がばまわれ、です。
ディクテーションを取り入れた勉強法は回り道に見えても、結果的には一番近道なのです。
まとめ
TOEICのリスニング問題は、決して難しい内容ではありません。
難解な単語や言い回しはほとんど出てきませんので、英語の上級者であれば満点を狙うべきでしょう。
ただ、頂上を狙うからこそ、足元を固めておく必要があります。
リスニングの音声の英文に出てくる単語を知らないようでは、リスニングの問題演習をいくらしても満点は厳しいでしょう。
基礎力が足りない人は、リスニング練習の前に、リーディング問題を多く解いて語彙力を高めなければいけません。
この記事でご紹介した、シャドウウィングを取り入れた勉強法を実践することで、「聞いた内容を忘れてしまう」という問題もクリアーできます。
速記力が身に付くので、要点だけを問題用紙にすばやく書き留められるようになります。
地道な努力は、必ず実を結びます。
当日はマークミスなど基本的な間違いがないかどうか、最後に全体をさっと見直すようにしましょう。
⇒ TOEICの勉強法と試験の概要を紹介!