TOEICの勉強法!インターネットを活用しよう
2016年5月から新TOEICが始まりました。
「世界中で実際に使われ、日々進化していく英語について、受験者のスキルを確実に測る」ため、今までの出題方式の一部が変更されています。
短く何往復もする会話のやり取りや、言葉や文の省略形、3者間の会話、チャット風のやり取りなどが加わったのが、大きな変更点です。
そこで、TOEICのスコアアップを目指して、「今、生きている英語」が常に行き交っているインターネットの活用法についてお届けします。
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この記事のContents
TOEICのことが詳しく知りたいならこのサイト
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■日本でのTOEIC実施団体~国際ビジネスコミュニケーション協会
日本でTOEICを実施しているのは、(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会(http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what.html)という団体です。
TOEICを受験するなら、全体的に見ておくと良いでしょう。
TOEICとは何か、といった基本情報から、試験と同じ形式のサンプル問題、TOEICスコア別アドバイスなど、内容が豊富です。
歴史や受験のメリット、スコアの見方、新TOEICの特徴など、とにかく細かく知ることができます。
また、無料の会員登録をすれば、利用できる学習用コンテンツが増えます。
注目は、「サンプル問題」と、スコアごとに分けられた「ワンポイントアドバイス」、サポート教材が利用できる「English Upgrader」のページです。
「サンプル問題」は、リスニングセクションとリーディングセクションがそれぞれPartごとに分かれ、実際と同様の受験前の指示文、問題、回答選択肢が見られますし、リスニング問題では音声も聞けます。
「ワンポイントアドバイス」コーナーは、beginner・10-395点・400-695点・700-795点・800-990点に分かれ、学習法や学習スケジュールについて細かい助言が記されています。
「English Upgrader」では、広く英語に親しむための教材が用意されています。
メールや電話・文書のこと、ビジネスシーンで必要な会話集などで、音声資料とスクリプトをダウンロードすることができます。
新TOEICにも役立つ、まずはこれ!の英語学習サイト
新しくなったTOEICにぴったり合っている学習サイトはまだ少ないですが、これからどんどん増え、本番に近い模擬問題も揃ってくると思います。
そんな中でも、TOEICを受けるなら見ておいて損はない情報・学習サイトをお伝えします。
■ALCアルク~新TOEIC情報も充実した最も有名な英語学習サイトの一つ
www.alc.co.jp
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改めて説明するのも恥ずかしいくらいですが、英語を学ぶためのツールや読み物などがとにかく豊富です。英単語・英文法、ビジネス英語、初心者英語などに細分化され、幅広いレベルに対応しています。
「TOEIC対策」コーナーでは、問題の傾向や攻略法、ミニ模試などあらゆる角度からTOEIC対策のコンテンツが作られています。
なお、辞書サイトの「英辞郎 on the WEB Pro」はこちらの関連サイトです。
■Activities for ESL Students~世界中の教師たちが作っている英語クイズの宝庫
http://a4esl.org/
TOEICのためにはまずは単語と文法の基礎からだ、と言う方におすすめのサイトです。
初学者から中級者くらいを対象にした、英文法や単語の三択・四択クイズがびっしり詰まっています。
シンプルですが、楽しみながらしっかり基礎を押さえておきたい方におすすめです。
レベル分けされていますので、易しいところから攻めていくのが良いかもしれません。
コンテンツは、世界中の数千人の教師たちが参加して、英語を第二言語として学ぶ学生に向けて作られているようです。
色々な方が作成に参加しているので、各クイズのやり方も問題数もさまざまです。
ちなみに、「Bilingual Quizzes」コーナーには「日本語―英語」の単語クイズもあります。
基本的に、クイズのやり方なども英語表示ですが、分かりやすい簡単な単語が多く使われています。
短い説明文でも単語すべてと文意が理解できると、ちょっと嬉しくなる特典もあります。
■ケリー兄弟のインターネット上の英語教材~毎日英単語クイズ
http://www.manythings.org/j/daily/
愛知工業大学の教員の方のサイトとで、上記サイトと関連があるようです。
カテゴリー説明などは日本語が使われていますが、クイズが始まると英語とローマ字が多く使われています。
上記サイトに比べると、ページのデザインが見やすく、面白そうなクイズが見つかりやすいかも知れません。
英語の早口言葉や歌、ことわざなどもありますし、リンクも参考になります。
頼れるサイトはどう選んだらいい?
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TOEICと名の付くものも付かないものも、英語学習サイトは膨大に存在します。
英語の知識を磨き、実力を積み上げられるサイトを見つけなければなりません。
レベルによっても、有用なサイトは違ってきますし、どう探したらいいのか、明確な答えはありません。
余計な広告が大量に現れ危ないことが起きそう、など、悪意のあるサイトは論外ですが、良心的で学習効果もあり、自分に合っているものを探すとなると意外に大変です。
そこで、こんな基準で選ぶのはいかがでしょうか。
・サイトの見やすさ
パッと見て大雑把に内容が把握できて、操作方法もすぐに理解できるものをおすすめします。
画像の雰囲気や文章の配置なども要チェック!です。
・データ量的に軽い
使用されている画像がきれいで通信料が定額だとしても、データ量が多すぎてページ移動するのに時間がかかると、集中力が途切れる心配があります。
・説明文がすぐに理解できる
例えば、文法で分からないことを調べたい時、何が書いてあるのか「日本語が理解できない」ことはありませんか。
こちらの英語力の問題かもしれませんし、サイトの説明文が日本語としてマズいのかもしれません。
そんな時、読みやすくて頭に入ってくる別のサイトを探すことをおすすめします。
ブラウザの翻訳機能に注目を
ところで、ネット上で分からない英単語に出会ったとき、即座に意味が分かればいいのに、と思っていませんか。
もしまだなら、ぜひ使ってほしいのが、すぐに知りたい単語や文章を翻訳してくれるブラウザの翻訳機能です。
インターネットに繋ぐ際のウェブブラウザ、Internet ExplorerやGoogle Chrome、Safari、Firefoxなどに、標準装備の場合とアプリやアドインをインストールして使うものがあります。
バージョンにもよりますが、例えば、Internet Explorerでは「Bingで翻訳」機能が標準装備していますし、Google Chrome では設定を変更するだけで翻訳機能が使えるようになります。
また、SafariやFirefoxなどは「ブラウザ名+翻訳機能」で検索すれば、情報が見つけられるはずです。
ほとんどの場合、無料かごく低料金で利用できます。
もし、ダウンロードしてインストールする場合は、安全性にも注意して選んでください。
翻訳機能の操作法には、それぞれ個性がありますが、基本的には、訳したい単語や文章を範囲指定すると翻訳結果が表示されます。
そのまま発音も聞けたり、多言語双方向対応だったりと、いろいろと特徴がありますので、好みに合ったものを選んでください。
後で取り換えることもできますので、迷ったら、シンプルで愛用者が多いものが良いでしょう。
初心者だって大丈夫~世界中のニュースサイトで生きた英語学習
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できるだけ早く英語力を上げて実践場へと躍り出るなら、一心不乱に、あらゆるTOEIC用ソースを活用してハイスコア獲得へと駆け上がりましょう。
早いに越したことはありません。
でも、ゆっくりと楽しみながら勉強したい、と言う方もいらっしゃると思います。
そういう方に、ぜひお試しいただきたいのが、世界中のニュースサイトの活用です。
まさに生きている英語に触れられ、音声や映像も利用できる場合も多く、リーディングにもリスニングにも役立ちます。
NHKの英語サイトは知っているニュースが多く、文字情報も映像も理解しやすいと思います。
また、海外では、イギリスのBBC(http://www.bbc.com/news)やアメリカのニューヨーク・タイムス(http://www.nytimes.com/)など良く知られたサイトが見つけやすいでしょう。
どのサイトであれ、トップ記事の政治・経済ニュースなどは(詳しい方もいらっしゃるとは思いますが)、知らない単語ばかりで長く、難易度が高いです。
どこから読めばいいのかわからない、と言う方にはおすすめがあります。
特に「英字新聞なんてまだゼンゼンムリ」と言う方に、ぜひ見つけていただきたいのは、面白い小ネタ、です。
紙の新聞でいえば、紙面の右下あたりに、小さな写真と2~3行ほどの短い見出しを見つけてみましょう。
分野としては、国内・芸能・スポーツ・食・旅行などが良いでしょう
画像で内容の予測ができ、見出しの単語がほぼわかる、のがおすすめです。
例えば、「ナポリ市 世界一のピザに再挑戦」の見出しと「大きなピザ」の画像はどうでしょう。
他には、「ネコ 誤って小包で発送されるが無事」の見出しと「ネコと段ボール」の画像、「人気ドラマ・グッドワイフ、終了」の見出しと「主演女優」の写真といった感じです。
クリックすれば、もう少し詳しい記事が出てきますが、主要部分は分っているので、読みやすいと思います。
そしてもし、興味を引く長い記事を見つけた時には、辞書サイトや翻訳サイト、ご紹介したブラウザの翻訳機能を使って読んでみる、と良いと思います。
辞書サイトでは、「Weblio辞書」や「英辞郎 on the WEB Pro Lite」が双璧でしょうか。
例文が多く見られるので、じっくり単語の働きを知りたい時などは特に力を発揮します。
また、比較的長文の翻訳サイトには、単語ごとの対応が確認できる「yahoo!翻訳」や、読み上げ機能がうれしい「google翻訳」などがあります。
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まとめ
TOEICの勉強には、今後ますますインターネットが欠かせなくなるでしょう。
冒頭にも書きましたが、変化しながら生き続けている英語に常に触れていることは、スコアアップにもつながるはずです。
取り上げた以外にも、良いサイト、良い勉強法はたくさんあると思いますので、どうぞご自身にとって最もTOEIC受験に役立つものを探し当ててください。
⇒ TOEICの勉強法と試験の概要を紹介!