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TOEICの勉強法!中級者のためのパート別対策 Part6編

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TOEICでは初級から中級の架け橋とも言える400点から600点前後の皆様。この皆様が受験する上で、各Partどのように学習をしていけばいいのか、その注意点はどこにあるのか、などをこの記事では書いていきます。今回はPart6対策です!

 

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はじめに:ちょっと風変わりなPart6

TOEIC公式試験におけるPart6は、公式HPの文言を引用すると、「長文穴埋め問題 16問 不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。」というものです。

ざっと文章を見てみると、企業がプロジェクトチームに当てたビジネスメールであったり、求人情報の内容であったり、ある程度まとまりのある200から300単語前後の文章を題材にしています。

%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3part6-1引用:http://www.toeic.or.jp/toeic/about/tests/sample06.html

そうした文章の部分が空欄にされ、その中に入る適切な単語や動詞句を選択するほか、時にはセンテンスまるごと一つを選ばなければなりません。

このPartは全部で16問ですが、Part5である程度体制を立て直したとしても油断は禁物です。リーディングテストの問題には、単純計算で100問、制限時間は75分、基本的に一問40秒しかかけられません。ここでもその原則はできるだけ維持して試験に臨まなければなりません。

しかしこのPartは4問×4解答で構成されていますから、合計して160秒、一問につき2分40秒の余裕を見ることが理論的には可能です。

この時間配分から考えると、最初の1分から1分半の間で問題を解くことができれば、後半のPart7には大きなアドバンテージを残すことができます。いわば貯金のようなもので、絶対に読解に時間がかかるPart7を楽にするためにも、このPart6ではできるだけ正確で速い解答を行い、どんどん余裕を作れるようにしていきたいところです。

Part6を速く乗り越えることができるようになれば、自然に得点も向上していきますし、中級から上級に抜ける力がついていきます。

では、どのように速い解答を行っていくか、実際に問題を解きながら見ていきましょう。

 

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Part6の問題は解きながら読む

さて、Part6の解き方ですが、まずは公式サンプル問題の内容を解いていくことにします。実際に問題となっているビジネスレターを読みながら解読していきましょう。

引用:http://www.toeic.or.jp/toeic/about/tests/sample06.html

中級者の皆様はよくPart6の全文を理解しようとすることが多いと聞きます。それは間違いではなく、確かに王道ではあるのですが、ことPart6に至っては、解きながら読み進めることも一つの手です。

例えば、問題の最初を見てみましょう。これは単純な穴埋め問題で、interestの活用が理解できていれば前後関係を把握せずに答えられます。

選択肢には名詞、名詞の複数形、過去分詞、現在分詞という形で並んでいますが、この場合空欄の後に続く名詞を修飾するのに妥当なのはまず分詞であり、その中でも「興味を持った」と言う意味愛のあるinterestedのみが正解になります。現在分詞のinterestingだと「面白い、興味深い従業員」と言う意味になってしまって表現としては不自然になるからです。

次の選択肢はどうでしょうか。こちらも前置きされる文章は若干長めのセンテンスとなっていますが、冷静に読んでいけば文章の前後関係を照らし合わさずに解答を導けます。文章の空白直前はcanであるから、これに続く動詞の原形を選べばよいのです。

ここで空欄の後ろ側にどのような語句が並んでいるのかを見ておきましょう。括弧の後に続くのはa deep understanding of the design processという名詞句です。つまり、空欄にはこの名詞句を目的語に取る他動詞が来ると見て良いでしょう。

ではその動詞が並ぶ選択肢を見てみます。Aから順にdevelop、raise、open、そしてcompleteとなります。

そこまで捻りの無い動詞だな…と思った人はいませんか。それが落とし穴、つまりは引っかけです。

このように誰でも知っている単語を選択肢に並べるときは、通常反射的にひっかかりそうな単語と、実はあまり知られていないけれども正答に近い意味内容を持つ単語とを敢えて散りばめ、受験者のケアレスミスを誘うのがTOEIC試験なのです。

実際に消去法で見ていきましょう。選択肢の中で、まずraise「高める、持ち上げる」と言う単語が、deepと言う単語とは表現的に食い違うので、最初に消えていきます。

次にcomplete「完成させる」と言う動詞ですが、こちらはどうでしょうか。ここでは文の副詞であるquicklyが補助線になります。

経験値の浅い従業員がたった一度のトレーニングでデザインの技術を完成させてしまうは常識的に考えて何か変だ、と感じるはずです。そういう違和感がある場合、選択肢からは外してしまった方がベターです。

残るのはopen「開く」とdevelop「発展する」です。この二つで悩む人は多いでしょう。どちらも深い理解と言う単語に肯定的に働きそうだ…openは何やら選択肢としては正しいかもしれない、と言う感じです。

 

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語彙力と文法がPart6の解答を高速にする

しかし、ここで語彙力が成否を分けます。実は、developと言う動詞には能力を啓発する、伸ばすと言うそのものズバリの意味があるのです。ですので、語彙力さえあれば一発でこの動詞が正解だとわかってしまうので、結局本文は読まなくてもいいことになります。

screenshot-2014-11-27-11_50_35引用:http://potential-act.com/wp-content/uploads/2015/03/Screenshot-2014-11-27-11.50.35.jpg

また、developのこの意味を知らなくても、通常の「発展させる」を知っていればそれなりに近い意味で正解だと推測できそうです。また、openが動詞の場合、基本的に目的語をto以下の対象にopenする、と言う使われ方をすることが多いので、こちらも違和感を受けることでしょう。

さて、次の選択肢ですが、こちらも空欄の後をちょっと読めば普通に解けます。選択肢の語句は前置詞句や副詞句から構成されています。

いきなり「どれだろう…」と考える前に、ここは空欄の後を一度読んでみることをお勧めします。カンマの後に、they can improve their ability「彼らは自分の能力を改善できる」と言う文章が続くので、先ほどの選択肢と「能力の発展・啓発ができる」と同じような内容の肯定文が続くことがわかります。

ここから選択肢を見ていくと、くっきりと選択の道筋が見えてきます。単独の前置詞forは他の単語と結びついていないので意味が判明せず、after allも「結局」と言う意味が前後関係を為しません。譲歩の副詞even soはその前の内容を否定して後続の文章を肯定する意味ですが、それでは同じ内容の肯定を示している文の意味が食い違ってしまいます。

photo引用:http://fl-musica.tea-nifty.com/photos/uncategorized/2013/03/11/photo.jpg

そういうわけで、消去法で選択可能なのはat the same time「同時に」と言う選択肢になるのです。

次の選択肢も、文全体を読まずに解答ができます。空欄の位置は文の最後ですが、その前で語られている文章は、「交流セミナーは来月を通じて開かれる」と言うことを語っています。

つまり、空欄はその来月の未来に関わることを語っており、そこでメールが締めくくられると考えるのが妥当です。

選択肢を見てみると、この中で未来形を語っており、なおかつ意味が通るのはBの「各位の自発的な参加を強く望みます」と言う文章です。これ以外の選択肢はほぼ文脈から意味がおかしくなるような内容ばかりなのです。

以上のように、文法知識と語彙力があればPart6の解答は飛躍的に高速化することがわかります。空欄の前後関係だけで解けるということは、全てを読まなくてもよいということですから、心理的な負担がかなり減りますね。

 

レジュメ関係の問題はビジネスメール集を読んで対策

ところで、こうしたメール問題以外にも、レジュメ、求人に関する書簡などの問題もあります。

document-428335_640引用:https://careerpark.jp/imgs/careerpark/resize/items/1444865/document-428335_640.jpg?width=630&height=630

この場合でも基本は文法と語彙の力で解いていくことができますが、レジュメなどの問題で頻出するのは、定型句などの決まりきった言い回しを使った文章挿入問題の選択肢がほとんどです。「応募した理由は…」「新聞で紹介されておりました御社の仕事に興味があります…」などの文章が頻出します。

このような問題を解きやすくするためには、通常の学習に加え、英文ビジネスメール集などが特集されたテキスト、フリーウェブサイトなどを調べ、その内容に触れておくとよいでしょう。読むだけでもかなりの知識がつくはずです。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。Part6は落ち着いて空欄の前後関係を把握すればかなり速いスピードで解くことができます。文法力、語彙力、ビジネスメール等の知識を拡充して、一気呵成に解いていきましょう。

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