TOEICの勉強法!電車の時間を有効活用

TOEICを受験しよう、よし、早速勉強するぞ…と思ってふと考えてみると、学校や会社にいる時間を除いて、勉強に活用できる時間に「電車の中にいる時間」があります。
この記事では、通勤や通学の間電車に乗っている時間を使った勉強方法を紹介します!
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この記事のContents
電車にいる時間はどれくらいか
いわゆるスキマ時間と呼ばれる電車内の時間ですが、この時間を有効活用できれば、普段机に向かっている時以外にも学習時間を確保できるので非常にお勧めです。
その計画を立てるにあたり、先ずは行き返りの往復で使う電車の時間を確認してみてください。この時間によって、勉強する内容ややり方が大きく変わってきます。
勤務地や学校から遠く離れた場所に一時間近くを費やして電車に揺られている方もいらっしゃれば、比較的に交通の便が良い都市圏に住んでいるために10分前後しか乗らない方もいらっしゃるでしょう。
その時間の長さに合わせて、使う学習教材もまた、変わってくるのです。
ここでは、大まかに時間を1時間、30分以上、15分以下に大別して、それに合わせた勉強方法をお教えいたします。
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1時間以上電車に乗る人
1時間以上電車に乗る人は、その間にできる勉強を多彩に選ぶことができます。
時間があるのももとより優位な点ですが、さらに言えば週平均5日電車に乗るうえで、違った勉強をローテーションしていくことができるからです。
最初に、どのようなことができるかを考えていきます。
まず、長い時間電車に乗れるということは、ある程度の厚さを持った問題集を解き続けることができます。
更に、ポッドキャストやデジタル化教材を長時間使用することができるので、イヤホンを使いながらリスニングの勉強をすることも可能です。
また、ちゃんと座ることができれば、膝の上で文房具を使いながら勉強することもできるのです。かなり選択肢が多いことになり、これは大きなメリットと言えるでしょう。
この場合、家に帰って勉強することと同等な学習ができることになりますから、思い切って大きめのカバンを使って複数の教材を持ち歩いてもいいですし、あるいは先ほど述べたように、通勤日ごとの教材ローテーションを立てて一日ごとに違う分野のTOEIC学習をすることもできます。
具体的に考えていきましょう。持ち歩けるなら、公式問題集などを使って、電車の中で問題を解き続けることをお勧めいたします。
特にリーディング問題はこれくらいの時間があればかなりの量の問題を解くことができます。もちろん、CDなどを使って公式問題集のリスニングテストを繰り返し解くことも有効です。
何といってもリスニングは全体で45分の長さですから、一時間の内に全パートを聞き終えてもお釣りが来る位の分量を聞くことができるのです。
残りの15分で間違ったところを復習すれば、それだけで一日の学習としては十分な量になります。
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電車学習の王道と言えば単語ですが、こちらも単語集や単語専門の問題集を使って反復練習することが可能です。
まだ2016年新形式に完全対応した版は出ておりませんが、テスト主催のETSが作成した公式テスト準拠のボキャブラリーテキストに収められた必須単語・フレーズは1500個ほどです。
例えば読むうえで1分1語の復習だとしても、あっという間に60語は読むことができるでしょう。1500を60で割ると25になりますが、これは電車移動の25日だけである程度の内容を網羅できるということでもあります。
つまり、週5日の通勤を5週間、その間ずっと単語だけに絞ったとしても、ほぼ全体を終えることができるのです。これはなかなか効率が良いことなので、お勧めできます。
もちろん、この内容をローテーションできるようになれば、週5日の電車移動が素敵な勉強時間に早変わりします!
30分程度の電車移動の人
電車移動はするけれど、往復で30分程度しか乗らないと言う人には、どのような勉強方法が向いているでしょうか。
この場合、勉強の方向性をやや変え、家庭や学校などで学習している内容を補う形の学習にシフトしていく方が望ましいと言えます。
それを行う上で有効なのが、家で直前に学習した参考書やテキストを持ち歩き、電車内でもう一度確認すると言う勉強方法です。
具体的に見ていきましょう。先ずは教材で勉強し、わからない箇所や間違いを見つけます。電車で移動する際にはそれを持ち歩き、行きで再度学習した内容がうまくいかなかった原因や理由などを確認します。
そして帰り道でもう一度その問題を解きます。こうすることで、移動時間での「復習」が可能になります。時間が長くない以上、割り切ってターゲットを一つに絞り、効率を上げた学習をしていくことが、この時間量で移動する皆様の目標です。
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勿論、復習はリスニングでも構いません。
リスニングの復習に関しては、Part1のように画像付きのリスニングだと確認などに時間がかかるので、それ以外の部分、特にPart2の1問1答、Part3とPart4の会話・アナウンスなどを聞きながら、その文面を思い出せるようになるまで聞いたり、あるいはわからない部分を聞きなおしたり、という作業ができるでしょう。
ここでも量よりは家でやったことの復習と言う質を重視した学習にする方がベターです。
15分しか、あるいはそれ以下の時間で電車に乗って移動しない人
さて、ここまで考えてくると、15分程度しか電車に乗っていない場合の人はどうすればいいのか…という形になってきます。そんな短い時間でできることはあるのでしょうか?
結論から申しますと、難しいですがやれないことはありません。
15分と言うことは行き帰り7分、二駅から三駅あればいいほうですが、こういう場合は割り切って王道の単語学習にシフトしましょう。しかも、速度は速めた方がよいです。
例えば英単語だけを見て日本語の意味を思い出す、これなら5分から7分でもかなりの数を見ることができます。思い出せない単語にはチェックを付け、帰りの電車で再度意味が思い出せるかチェックします。
これに慣れてきて、家での学習も進み、英単語だけで意味が思い出せるようになったら、今度は逆に単語スペルを隠して日本語の意味から英語を思い出す作業をして下さい。この方がかなり難しい筈です。
この作業を繰り返していくと、やがて単語を見ただけでスッと「英語と日本語の両方で」思い出すことができるようになっていきます。
TOEIC試験は最初のアナウンス以外全て英語で進行しますから、その間英語の洪水に曝されることになります。その中でもストレスを感じづらくなるには、その水自体に慣れてしまうことです。
短時間ですがそのような学習をすることで、筋力トレーニングでいうところの基礎トレーニングができるようになり、TOEICテスト全体に耐える学力が身につきます。
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実は効く、シャドーイング
さて、以上のように電車でできる学習方法を述べてまいりましたが、勿論これにこだわってその通りに、ではなく、ご自分に合わせた学習の仕方をしても問題ありません。
しかし、もしある程度TOEIC試験に慣れてきて、英語に対する嫌悪感がなくなってきたとしたら、是非お勧めしたいのがシャドーイング、すなわち英語の音声を後追いして真似ていく、と言う学習方法です。
電車の中は公共の場所なのであまり大きな声は出せないのですが、連結部分に近いところなどでしたら小声で話してもあまり聞かれませんから、リスニング問題の文章を聞きながら後追いで同じ内容を喋っていく、と言う方法を是非試してみてください。
回数を重ねていくと、なぜか自然にTOEICの本番で話される問題文や外国人の会話が理解できるようになります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
TOEICの学習は電車の時間でもこのように様々な方法で行うことが可能です。
いつもの通勤・通学時間は確かにそう長くはないかもしれませんが、効果的に使うことで十分試験対策の時間になり得るのです。
皆様の電車時間をより良い学習時間としてご利用ください!
⇒ TOEICの勉強法と試験の概要を紹介!