TOEICの勉強法!夏休み/春休みを効率的に活かす
つらい学期末試験を乗り越え、やっときた春休み、夏休み。アルバイトやサークル活動、遊びに精を出したい!と思っている大学生の皆様、そんな時こそ合間を縫ってTOEIC受験を考えてみてはいかがですか?今回の記事では、学生の長期休暇とTOEIC受験について書いていきます!
はじめに:長期休暇はチャンス
大学生の長期休暇は一般的に数か月に及びます。
例えば前期期末試験が7月に行われるのだとしたら、8月から9月は特別なことが無ければ補修も終わって休講期間になります。
後期期末試験が12月から1月に渡って行われる場合には、1月の後半から4月の頭までは春期休暇になります。
この二つを合計すると、約4ヶ月前後は大学の単位を取るための学習からは一応解放され、自分の自由に過ごせる時間を確保できます。
もちろん、この期間は、普段大学ではできないアクティビティを行う重要な期間です。
友人などと一緒に旅行やサークル活動をしたり、お金を貯めるためのアルバイトに精を出したりするのも重要です。
一方で、これらを実行しながら、大学生の皆様なら考えなければならないのが、3年次から始まる就職活動です。
3年次からの就職活動では、自分の持てるあらゆる資格や証明書を総動員して、少しでも条件の良い状態にエントリーシートを整え、企業の採用担当者に送らなければなりません。
もしTOEIC試験を受け、公式認定証に記されるスコアをこれに利用したい場合、スケジュールを早めに立てて実行する必要があります。
3年次のスタートと共に就職活動を順調にスタートさせたいと考える場合、遅くとも2年次の春休みまでに公式認定証を獲得する必要があります。
そうなると、大事になってくるのは1年、2年次の活動とTOEIC試験受験勉強を早めに開始し、1年前後で目標点数に近づけることです。
このように考えれば、学部卒業でほとんどの学生が取り掛からなければいけない卒業論文や制作、就職活動に煩わされることが少ない、また煩わされるとしてもできるだけ被害が少ない時期を選ぶしかありません。
それがまさしく大学、特に1、2年次の長期休暇なのです。
それでは、次の項目で、具体的にどのような学習計画を立てていくべきかを考えていきましょう。
受ける時期を決める
TOEIC試験は年10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)です。
さあ受験をするぞ、と意気込んだとして、まずはこの10回のうちどの試験に狙いを定めるのか、というところがポイントになります。
引用:https://clipartion.com/wp-content/uploads/2015/11/pictures-of-people-thinking1.jpeg
狙い目なのは、大学1年次の9月、3月と、2年次の9、1月です。
このうちいつの試験を選ぶのかは受験する方々各々のスケジュールやタイミングに合わせて構いませんが、少なくとも2回以上受験できるような計画を立てることが望ましいでしょう。
もし2回受験できることができないのであれば、2年次の1月を目指し、長期戦で望んでも構いません。
せっかく長期の休み時間を受験に充てると決めたのですから、学部期末試験や講義のスケジュールと重なる春から夏、秋口から年末までの試験はできるだけ避けましょう。
例外的に、英文学系の学部であったり、講義などでTOEICを扱うことがあり、TOEIC受験を奨励していたりするような場合は、いつ受験しても構いません。
それでも、できるだけ講義や試験とバッティングしないように、メリハリのある計画を心掛けてください。
具体的な学習計画その1:大枠
受験する月が決まれば、次に計画するのは学習計画です。
まず、1日単位で学習する時間とは別に、休み期間を一種のボーナスステージと位置付けて計算していきます。
特別な通年科目がある人を別として、大体の大学履修科目は半期12コマ程度で終了しますから、特別何か学習しなければいけない科目はなくなります。
全くの学習フリー期間となるわけです。
これがボーナスステージであるゆえんです。
ですから、ここではほとんどの学習時間をTOEICに注ぎ込むことができるように割り切ってしまいましょう。
もちろん、休みの時間全てをTOEIC受験に振り切れと言うのではなく、通常の生活と両立したものにして構いません。
アルバイトや交際の時間も、大学生活の醍醐味ですから、全く無くしてしまっては無味乾燥に過ぎますし、かえって就職活動の時に「大学生活で得たもの」をアピールできなくなってしまいます。
さて、受験をする時期については前述しましたが、このボーナス期間こと休み期間をどのように利用するのか、大枠を決めてしまいます。
基本的には週5日、1日1時間~2時間で、週5~10時間、これを平均2ヶ月≒8週間と考えると、40~80時間の学習時間を確保できます。
これに、1年次から2年次のいつ、何回受けるかを考慮して学習間隔を考えていきます。
最大4回受験したい人は2ヶ月ペースで、標準2回の人は各4ヶ月ペースで、最低1回の人は、若干中だるみを危惧する必要はありますが、何と8ヶ月の長期スパンで試験勉強ができるのです。
英語に慣れていて得意な人は2ヶ月ペースでどんどんスコアアップを心掛けてもいいでしょう。
英語があまり得意ではない人は、文法の基礎からもう一度学習し直したり、ボキャブラリービルディングをしたりする時間が必要ですから、長期間かけて弱点を克服していくような心づもりをしておきます。
具体的な学習計画その2:実践
さて、大まかなスケジュールが決まったなら、次は実践段階です。
その前に必要な道具を確認しておきましょう。
TOEIC公式問題集、これは最低限必要です。
そして、実力に合わせた単語集と文法問題集。
欲を言えば、リスニング教材として、TOEIC専門雑誌などの音声CDやファイルを活用できるものがあるといいでしょう。
次に、スケジュール帳などを用意して、カレンダーで勉強する日にチェックを入れ、実際にどれくらい勉強したのかを記録していくと効果的です。
スマートフォンがあると音声ファイルを常時持ち運びできるので、移動時間などでリスニングのサポート役を果たしてくれます。
一日の流れですが、まず、学習美の夜に、公式問題集を解いて答え合わせする時間に30分、理解できなかった内容と語彙の復習を残り30分と考えます。
これを繰り返していけばまず公式問題集を1周し、大体の試験の流れをつかむことができます。
寝る前には語彙学習を10分程度行うのがベターです。
起床したらその内容を同じく10分かけて復習します。
これには、寝る前に学習した内容を次の日起きてすぐに思い出すことで記憶の定着力が上がる、と言う科学的な根拠があります。
次に、移動時間です。
移動時間の学習のために、スマートフォンなどへ公式問題集の音声ファイルを転送しておきましょう。
公式問題集のリスニング問題音声ファイルがベストですが、単語集についている読み上げCDでも構いません。
とにかく移動中にこのファイルを再生しながら、TOEIC本番のテキスト読み上げ速度に慣れ、自然な聞き取りができる素地を鍛えていきます。
人が多い時には控えた方がよいですが、できるときはでたらめでもいいので読み上げられる音声を、再生スピードと同じ速度で真似して呟いてみると更に効果的です。
公式問題集が1周したら、可能な人は市販の模試形式のものを使い、本試験と同じ進行方法で予行演習をすると、更に感覚が研ぎ澄まされるのでお勧めです。
本試験までしっかりと反復学習を続け、弱点を補強すれば、大学現役である受験生の皆様は必ず得点が稼げるはずなので、受験までは気を抜かずに行きましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。就職活動で優位なTOEICのスコアは一般に600以上、730以上あればほぼよい評価として受け止めていただけると言うことがTOEICの統計で判明しています。
英語は苦手と恐れずに、大学在籍中のボーナス期間を利用して、TOEICスコアを稼ぎ、有意義な就職活動が送れるように、ちょっとだけ頑張ってみてください!